右腕ウィーラー、球団記録&通算2000三振 ワイルドカード進出へ前進

4:28 AM UTC

ブルワーズ4−6フィリーズ】フィラデルフィア/シチズンズボールパーク 9月22日(日本時間23日)

フィリーズのザック・ウィーラーが22日(日本時間23日)、本拠地でのブルワーズ戦で通算2000奪三振を達成した。

フィリーズはブルワーズを下し、5年連続となるポストシーズン進出へさらに前進した。ウィーラーはこの日、試合前から通算2000奪三振まであと3個。すると初回、先頭から3人連続で三振を奪い、最後はブライス・トゥランを空振り三振に仕留めて大台に到達した。

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さらに初回は打者7人全員から三振を奪い、球団記録も更新。2002年8月5日のドジャース戦でブランドン・ダックワースが記録した「先頭から6者連続三振」を上回った。

「とてもすごいよね。特別なことだよ」

通算2000奪三振について、ウィーラーはそう振り返った。

「ここまで来られるなんて、若い頃は考えたこともなかった。メジャーに入って、まずは生き残ること、ストライクの投げ方を覚えようとしていた。それだけでも大変だったからね。ここまで来られたのは、これまで受けてくれた捕手たち、コーチ、そして守ってくれた選手たちのおかげ。みんなの力があってここまで来られた。本当に感謝している」

ウィーラーはメジャー史上96人目となる通算2000奪三振。今季、同じフィリーズの右腕アーロン・ノラも大台に到達しており、同一シーズンに同じチームから2人が達成するのは2014年のジャイアンツ以来、史上2組目となった。

ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。メッツ時代の2015年3月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、復帰したのは2017年。さらに昨季は8月に右肩付近の血栓が見つかり、9月には胸郭出口症候群の手術を受けた。

「復帰は本当に大変だった。どうなるのか分からなかったし、復帰まで予想以上に時間がかかって、もう一度最初からやり直すような感覚だった」

フィリーズに加入した2020年以降は球界を代表する先発投手へと成長し、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票では2度、2位に入った。それでも昨季は長期離脱。そこから今季、4月下旬に復帰すると、27試合に先発して13勝5敗、防御率3.06と復活を果たした。

「これ以上を望むのは難しいんじゃないかな」

ドン・マッティングリー暫定監督も、今季のウィーラーを高く評価した。

この日の投球も、まさにポストシーズンを見据えた内容だった。初回はギャレット・ミッチェルをスプリッターで空振り三振、ジャクソン・チョウリオをシンカーで見逃し三振に仕留めると、トゥランからは96.3マイル(約155キロ)の速球で空振りを奪った。

二回もウィリアム・コントレラスをスプリッター、ジェイク・バウアーズを94.8マイル(約152.6キロ)の速球、クリスチャン・イエリッチを95.6マイル(約153.9キロ)の速球で空振り三振。三回先頭のルイス・ララもカーブで空振り三振に仕留めた。

「どうなるか分からないままマウンドに上がった。きょうはそういう一日だった」

四回にはミッチェルの三塁手ブライソン・ストットの頭上を越える当たりから1点を失い、さらに六回には2死からコントレラスに初球の内角低めシンカーをセンター前に運ばれ、2失点を喫し、同点に追いつかれた。

「コントレラスへのあの球が一番悔しい。もっと内角高めに投げたかった。今季ここまでで、一番悔やんでいる球かもしれない」

フィリーズは勝利し、ナ・リーグのワイルドカード進出へ大きく前進。早ければ23日(同24日)にも、勝利してダイヤモンドバックスがロッキーズに敗れれば、ワイルドカード進出が決まる。

ウィーラーは今季、レギュラーシーズン最終戦となる28日(同29日)のレイズ戦でもう1度先発する可能性がある。ただ、ポストシーズン進出が決まれば、休養を優先して登板を飛ばす可能性もある。ナ・リーグのワイルドカードシリーズは30日(同10月1日)に開幕予定。ウィーラーは、ポストシーズンでこの日の悔しさを取り返す登板を目指す。