ワイルドカードシリーズを終え、いよいよ地区シリーズが開幕する。10月3日(土)(日本時間4日)に4カードがスタートするのを前に、MLB.comの専門家たちがリーグ優勝決定シリーズ進出チームを予想した。
ア・リーグ
ガーディアンズ vs ホワイトソックス(予想:ガーディアンズ)
2026年最大のサプライズチームとなったホワイトソックスは、2年前の121敗から一気に地区シリーズまで駆け上がった。一方のガーディアンズも終盤に強く、最後15試合で11勝を挙げて中地区を制した。
ホワイトソックスは村上宗隆の35本塁打、ミゲル・バルガスの33本塁打、コルソン・モンゴメリーの31本塁打と強力打線を誇る。
ただ、ガーディアンズは新人左腕パーカー・メシック、右腕ギャビン・ウィリアムズを中心とした先発陣が休養十分。ブルペンには9月のア・リーグ月間最優秀救援投手に選ばれたケイド・スミスも控える。
専門家の多くは、ガーディアンズの先発・救援両方の充実とポストシーズン経験を評価した。
少数意見:ホワイトソックス
「ガーディアンズは先発投手では上回るが、近年の10月は打線が沈黙することが多い。ホワイトソックスの勢いと若手打者の魅力に期待する」との見方もあった。
レイズ vs ヤンキース(予想:レイズ)
ア・リーグ東地区のライバル対決。大型補強で高年俸のヤンキースに対し、レイズはチーム全体の力で戦う。ヤンキースは3度のMVP、アーロン・ジャッジがどこまでプレーできるかが不透明。先発陣は強力だが、レイズもドリュー・ラスムッセンを軸に充実しており、今季の先発防御率は3.51。ヤンキースの3.30に次ぐア・リーグ2位だった。
2020年の地区シリーズではレイズが5試合でヤンキースを下している。今回もレイズを推す専門家が多かった。
少数意見:ヤンキース
ワイルドカードシリーズで大舞台に強い選手が揃っていること、さらに先発陣の力を理由にヤンキースを推す声もあった。
ナ・リーグ
ドジャース vs ブレーブス(予想:ドジャース)
このカードはドジャース支持が圧倒的だった。最大の理由は、先発ローテーションの層の厚さだ。
第1戦のタリック・スクーバルを皮切りに、山本由伸、ブレーク・スネル、タイラー・グラスノーを送り込める。対するブレーブスはクリス・セールに続く先発陣に厚みを欠く。
ブレーブスはワイルドカードシリーズでオジー・オルビーズとマイケル・ハリス2世を除く打線がフィリーズ戦で75打数14安打、打率.187と苦しんだ。
さらにセールは第1戦、第3戦に登板したため、次に投げられるのは早くても第2戦。タイラー・マーレも第2戦に登板しており、第3戦まで使えない。シリーズ初戦はブルペンゲームになる可能性が高い。
大谷翔平が膝と上腕二頭筋の問題を抱え、ドジャース打線も以前ほどの勢いではないとの見方はある。それでも先発陣の優位性を背景に、専門家の大半がドジャースのリーグ優勝決定シリーズ進出を予想した。
少数意見:ブレーブス
「直感かもしれないし、セールへの期待なのかもしれない。ドジャースはここ数年で最も付け入る隙がある」との見方もある。
ブリュワーズ vs パドレス(予想:ブリュワーズ)
今、最も勢いに乗るチームと、レギュラーシーズンでメジャー最高勝率を記録したチームの対決。パドレスはここ2カ月で急上昇。フェルナンド・タティスJr.、マニー・マチャド、復活を遂げたジャクソン・メリルを中心とする打線は破壊力十分だ。
対するブリュワーズは「ザ・ミズ」ことジェイコブ・ミジオロウスキーが第1戦、必要なら第5戦にも登板可能。さらに急成長した右腕ローガン・ヘンダーソンもいる。
パドレスはマイケル・キングに続き、ニック・ピベッタらが控える。トレードで加入した元サイ・ヤング賞投手ロビー・レイは、第1戦に先発予定だが、移籍後9試合で防御率5.02と苦戦している。
両チームともブルペンは強力。パドレスには圧倒的なクローザー、メイソン・ミラーがいる。一方、ブリュワーズもジェイク・バウアーズ、ブライス・トゥラン、ジャクソン・チョウリオらが打線を牽引する。
5戦制で第5戦までもつれれば、舞台はブリュワーズの本拠地ミルウォーキー。こうした点も含め、専門家はブリュワーズを支持する。
少数意見:パドレス
ワイルドカードシリーズで見せた勢いを評価し、「今のパドレスは別格」と見る声もあった。
