ブルワーズのアシュビー、ポストシーズンで救援投手史上最長の18回連続無失点

October 28th, 2026

【ブルワーズ3-4レイズ】セントピーターズバーグ/トロピカーナフィールド、10月27日(日本時間28日)

ブルワーズのアーロン・アシュビー(28)は、今ポストシーズンのチームの快進撃を支えるだけでなく、歴史に名を刻んだ。

27日(日本時間28日)のワールドシリーズ第4戦で、ブルワーズは延長12回の末にレイズに3-4で敗れた。それでもアシュビーは2回1/3をパーフェクトに抑え、今ポストシーズンの連続無失点を18回に伸ばした。記録会社エライアス・スポーツ・ビューローによると、アンドリュー・ミラー(41)を抜き、単一ポストシーズンでの救援投手による最長記録を更新した。

トロピカーナフィールドで行われた第4戦は、2-2の同点で九回を迎えた。レイズ打線の中軸と対戦したアシュビーは、ジョナサン・アランダ(28)をフルカウントまで追い込み、ストライクゾーン低めへの98.3マイル(約158キロ)のシンカーで見逃し三振に仕留めた。続くジュニオール・カミネロ(23)とリアム・ヒックス(27)を内野ゴロに打ち取り、ワールドシリーズは昨年の第7戦以来となる延長戦に突入した。

ブルワーズは10回表に得点できず、アシュビーは10回裏も続投して無失点記録をさらに伸ばした。11回裏には先頭打者からこの試合3個目の三振を奪い、右腕アントニオ・センザテラ(31)にマウンドを譲った。

ポストシーズンで6試合以上連続して5アウト以上を奪い、そのすべてで無失点だった投手は史上アシュビーだけだ。今回で7試合連続となった。

ポストシーズンでの連続無失点最長記録は、ヤンキースのマリアノ・リベラ(56)が1998年から2000年にかけて記録した33回1/3。ミラーは3度のポストシーズンにまたがって計24回1/3の連続無失点を記録し、2016年のインディアンス(現ガーディアンズ)では16回連続無失点に抑えた。

少し前まで、アシュビーがミラーの記録を更新するとは考えにくかった。ブルワーズの先発投手候補として期待されながら、なかなか結果を残せず、肩の手術で2023年は全休。翌2024年に復帰しても、傘下3Aナッシュビルで防御率8.04と苦しみ、球団は救援投手への転向を決めた。

過去2シーズン、アシュビーはリリーフで118試合に登板し、防御率2.71と好成績を残した。そして今ポストシーズン、その能力を最大限に発揮している。キャリア初期のポストシーズンでは結果を残せない登板が続き、昨年10月にも苦しい登板があったが、今や頼れる救援のエースに成長した。好投だけでなく登板機会も多く、連夜の登板で複数イニングを投げることさえある。こうした起用が今月の長い無失点記録につながっている。

救援投手への依存度がこれまで以上に高まる現代の野球では、こうした無失点記録を続けることも一段と難しくなっている。7回戦制のシリーズで同じ相手に2度、3度、さらには4、5度と登板すれば、多くの救援投手は攻略されやすくなる。しかし、今ポストシーズンのアシュビーは違う。

「彼は今、調子がよく、すべてがうまくいく時期にいる。そんな時は、できるだけ長くその流れに乗りたいものです」とミラーは語った。

「仮に疲れていても、今はあまり感じていないんじゃないかな。投球動作が安定していて、ボールを手にするとタイミングが合い、自分が何をすべきか分かっているんです」

アシュビー自身も今ワールドシリーズの序盤、今ポストシーズンで1試合を除くすべての登板で4アウト以上を奪えている理由を説明した。5アウトを奪った翌日にも続けて登板したケースが3度ある。

「今シーズンを通して、毎晩登板してそれだけ投げられるだけのしっかりした土台を築いてきたと思います」とアシュビーは振り返る。

「ポストシーズンだからといって、特に疲労は感じません。観客があれだけ盛り上がっていると、自然とリラックスできます」

2016年にインディアンスで記録を伸ばした際も、同様の要素が重要だったとミラーは振り返る。しかし、ワールドシリーズ第4戦の八回、カブスの外野手デクスター・ファウラー(40)に先頭打者本塁打を浴び、記録が途切れた。ファウラーにとって、4試合で3度目のミラーとの対戦だった。

それまでミラーは、ポストシーズン中に定期的に設けられる休養日を利用して体を休めていた。また、10月の試合ならではのアドレナリンの高まりと、多少の幸運にも助けられていた。長いシーズンを戦う投手は、どれほど入念に体調を整えても、万全ではない朝を迎えることがある。

「今のアシュビーは毎朝、目が覚めると体調がいいと感じているんじゃないかな」とミラーは代弁するように話した。