ジャッジ容赦なし!?2戦連発弾は救急車に直撃

開幕3連勝でブーン監督はレギュラーシーズン通算700勝目

March 29th, 2026

ヤンキース3-1ジャイアンツ】サンフランシスコ/オラクルパーク、3月28日(日本時間29日)

アーロン・ジャッジはこれまで上層階スタンドやコンコース、さらには球場外と、これまで様々な場所へ合計369本のホームランを放ってきた。

そんな中、ギル・ホッジスと並ぶ歴代83位の370号目は、新たなターゲットに”命中”させた。

2試合連続のホームランで、ヤンキースのスイープに貢献したジャッジ。五回、リードを2点に広げたソロは左翼フェンスの外に駐車されていた救急車に直撃した。

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「ここ数年、苦戦してきたことの一つは、シリーズ(同一カード)を勝ち越すこと、そしてスイープ(全勝)することだった」とジャッジは語った。

「試合前にもそのことを話し合った。『なあ、シリーズをしっかり締めくくろうぜ』ってね。それが、地区優勝できるか、あるいは同率で終わるかの差を生むことになる。どの試合も重要だ」

三回にはベン・ライスがタイラー・マーレから2点二塁打を放ち、ヤンキースは3年連続で開幕3連勝を飾った。ライスの適時打は、トレント・グリシャムのABSチャレンジ成功がきっかけとなった。一度は三振と判定されたものの、最終的には四球となり、チャンスが広がった。

アーロン・ブーン監督は、この勝利でレギュラーシーズン通算700勝目を達成。これ以上ないほど完璧なシーズンの幕開けを偉大な記録と共に祝福した。

「勝利するのは常に難しいし、勝てる時にしっかり勝っておかなくてはならない。良いプレーができたことは嬉しい。でもまだ3月だからね」と、ヤンキースの監督として史上7人目の大台に到達した指揮官は語った。

ジャッジの本塁打は90マイル(約145キロ)のカットボールを捉えたソロ弾で、打球速度102.1マイル(約164キロ)、飛距離383フィート(約117メートル)とスタットキャストで計測された。

ベイエリアで育ったジャッジはジャイアンツファンとして知られ、リッチ・オーリリアを憧れの選手に挙げている。この日の一発は、オラクル・パークでの通算6試合で5度目の本塁打となった。

「(スタンドには)たくさんの友人や家族がいたけれど、ブーイングもすごかったね」とジャッジは笑いながら語った。

「でも、それが最高なんだ。ここは子供の頃から通い詰め、多くの偉大な選手たちがプレーするのを眺めていた球場。だから、実際にそのフィールドに立って、この空気感を肌で感じることができたのは、何よりもクールな出来事だったよ」

先発のウィル・ウォーレンは4回1/3を1失点に抑えた。2戦連続で完封勝利となっていたヤンキースは、シーズン最初の20イニング連続無失点を達成した。

「今日はコントロールが少し不安定だった」とウォーレンは振り返った。「相手がうまくファウルで粘ったことで、球数が増えてしまった。でも全体としては、攻めの姿勢を貫いて1失点に抑えることができた」

最初の2試合と同様に、この日もブルペン陣が躍動。イニングを終わらせるダブルプレーを4度も完成させた野手陣の守備にも助けられた。

ブレント・ヘッドリックが2アウトを取った後を受けて登板したジェイク・バードは、1回2/3を投球。六回には無死一、三塁というピンチを招いたが、ウィリー・アダメスを三振に仕留め、続くハリソン・ベイダーを併殺打に打ち取って切り抜けた。

昨年のトレード期限で加入した直後は苦戦したが、ヤンキースはバードが今シーズン、信頼できる戦力になると信じている。

「とにかくすごく調子がいいんだ。再出発して、またマウンドに上がれるのは気分がいい。ヤンキースはみんな本当に素晴らしくて、たくさんの有益なアドバイスをくれる」とバードは語る。

この日の勝利は、まさにジャッジが投手陣に語った内容を裏付けるものとなった。打線が1、2点取れば、あとは投手陣が何とかしてくれる。

「3試合で1失点なんて、すごすぎる。特に開幕シリーズは何が起こるか分からないし、選手たちも気合が入っているから、普通は乱打戦になりがちだ。でもうちの先発ローテーションは、しっかりゾーンを攻めて、文字通り試合を支配してくれたよ」とジャッジは言った。