デバース、チャップマン、アダメスはトレードされるのか…?

June 17th, 2026

今夏のトレード市場において、最初の公式な売り手が名乗りを上げたようだ。

ジャイアンツは他球団に対し、トレード交渉に応じる姿勢を伝えている。複数の情報筋によると、サンフランシスコは多くのベテラン選手が移籍可能であることを各球団に通知しており、そのリストにはラファエル・デバース(29)、マット・チャップマン(33)、ウィリー・アダメス(30)らが含まれている。

巨額の複数年契約を結んでいる3人の内野手は、ジャイアンツをナ・リーグ西地区の優勝争いに加わるチームへと変貌させる役割を期待されていた。しかし、ジャイアンツは29勝43敗、首位ドジャースと16.5ゲーム差、ナ・リーグの最後のワイルドカード枠まで8.5ゲーム差で16日(同17日)を迎えた。

「同球団は苦境に立たされている」とナ・リーグのある球団幹部は語った。

3人の選手それぞれが残りの契約期間で9桁(億ドル単位)の年俸を受け取る予定であることを考えると、これら3つの契約がジャイアンツにとって最大の障害になりそうである。

アダメス

2026年成績:打率.229、出塁率.274、長打率.418、11本塁打、29打点、1.0 bWAR

残りの契約:2027〜2031年の5年間で1億4000万ドル(約210億円)。今季の年俸は1000万ドル(約15億円)で、全球団へのトレード拒否権を持つ。

チャップマン

2026年成績:打率.261、出塁率.348、長打率.414、7本塁打、40打点、3.2 bWAR

残りの契約:2027〜2030年の4年間で1億ドル(約150億円)。今季の年俸は2500万ドル(約37億5000万円)で全球団へのトレード拒否権を持つ。

デバース

2026年成績:打率.235、出塁率.293、長打率.413、9本塁打、33打点、0.2 bWAR

残りの契約:2027〜2033年の7年間で2億1100万ドル(約316億5000万円、うち5250万ドル[約78億7500万円]は後払い)。今季の年俸は2750万ドル(約41億2500万円、うち750万ドル[約11億2500万円]は後払い)。

この高額な契約を考慮した場合、3人のうち誰かをトレードに出すことは可能なのだろうか。

「彼らに大きな付加価値を付けない限りは不可能だろう」とナ・リーグのある球団幹部は語った。

球界関係者によると、ジャイアンツはエースのウェブや若手選手をトレードする計画はない。そのため、バスター・ポージー編成本部長(39)は難しい立場に立たされている。巨額の契約を引き受けてもらうための魅力として、有望株やメジャーの若手選手をトレードに含めない限り、ジャイアンツは高額な3人の誰かを放出するのに苦労する可能性がある。

ライバル球団の2人の幹部は、高額な3人の中でトレードの可能性がある選手はチャップマンのみと考えており、その場合でも、意味のある見返りを得るためには、ジャイアンツが年俸の一部を負担しなければならないかもしれないと予測している。

ある幹部の1人は「三塁手はより希少なポジションであり、彼はまずまずの成績を残している。だから、彼を放出できるチャンスはある」と語った。「私が知っている限り、他の2人にチャンスはない」と続けた。

別の幹部は「チャップマンは依然として生産的な選手と見られていると思う」と語った。「それは球団がどれだけの資金を負担する意志があるかにかかっている」と付け加えた。

皮肉なことに、ジャイアンツの最高のトレード要員は、今オフのフリーエージェント市場でどの球団でも獲得可能だったアラエスかもしれない。この29歳の選手は2月10日まで市場に残っていたが、その後ジャイアンツと1年1200万ドル(約18億円)で契約を結んだ。

アラエスは70試合に出場して打率.324、OPS.798、26打点。二塁手としてプラスの守備力を持つ選手であるという評価を再確立している(今季のOAA=平均以上の守備力を示す指標=+10は、リーグの上位1%に位置している)。

契約最終年で年俸2500万ドル(約37億5000万円)を受け取っている左腕のロビー・レイ(34)も、先発ローテーションを補強したい球団にとっては魅力的なトレードになり得る。2021年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した実績を持つレイは、今季14試合の先発(73回1/3)で防御率4.42を記録している。

ア・リーグのある球団幹部は「ジャイアンツにとって、アラエスを放出するのは容易なはずだ。シーズン残りの年俸負担は巨額ではないし、今季の彼は攻守両面で価値のあるピースになっている」と見通しを語った。