【ブレーブス3-2ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月4日(日本時間10月5日)
戦力を比べれば、ナ・リーグ地区シリーズの最初の2試合は、ドジャースがブレーブスに対して明らかに優位だった。それぞれサイ・ヤング賞を2度受賞した投手を先発させる一方、ブレーブスは2試合連続でブルペンデーを強いられていた。
しかし、野球は計算通りにはいかない。第2戦のドジャースは、いくつかの重要な場面でプレーの精度を欠き、それが勝負の分かれ目となった。
ブレイク・スネルの不安定な立ち上がりが悪い流れを生み、ドジャースは1点差で敗戦。ブレーブスは主力救援投手を軸とした継投で対抗し、地区シリーズを1勝1敗に戻した。舞台はトゥルイストパークへ移り、6日(日本時間7日)の第3戦では山本由伸とクリス・セールのエース対決が待っている。
過去の数字を見ると、この敗戦はシリーズの流れを変える傾向にある。ポストシーズンの5試合制シリーズでは、第1戦に敗れたあと第2戦に勝ったチームが、67例中34例(51%)の確率でシリーズを制している。現在の「2試合、2試合、1試合」の開催方式による地区シリーズでは、敵地で1勝1敗として第3、4戦を本拠地で迎えたチームが、49例中30例(61%)の確率で勝ち抜いている。
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第1戦、タリク・スクーバルが見事な投球で勝利に導いたが、スネルはその好投を引き継げなかった。1失点とはいえ、3回2/3で降板。ドジャースは自分たちの先発陣が特別な存在だと分かっている。それでも、ワールドシリーズ史上5度目の3連覇を成し遂げるには、失点を防ぐことだけに頼りきる訳にはいかない。
9月16日の先発登板を左脚付け根の張りで切り上げてから、過去2週間半でわずか5回、96球しか投げていなかったスネルは、まだ実戦の感覚を十分に取り戻せていないように見えた。計5四球を与え、初回には2四球が絡んで満塁とし、2死からマウリシオ・デュボンに先制適時打を許した。
その後は失点しなかったが、球数がかさみ、長いイニングを投げられなかった。90球目でこの日5つ目の四球を与えると、デーブ・ロバーツ監督はブロック・スチュワートへの交代を決断。スチュワートを含めドジャースは救援投手6人を投入した。これは、予定通りブルペンデーを戦ったブレーブスの登板投手数と同じだった。
四回、先頭のフレディ・フリーマンが9月2日以来の長打となるソロ本塁打を放ち、ドジャースはいったん追いついた。しかし、同点の時間は長く続かなかった。五回、クリス・ブービックは2死からマイケル・ハリス2世に左翼への飛球を許す。テオスカー・ヘルナンデスがこれを捕れず、さらにフェンスに当たったあとの処理も誤ったことで三塁打に。その後、ブービックの暴投でハリスが勝ち越しのホームを踏んだ。
ブレーブスがミスにつけ込んだ一方、ドジャースは自らつくった好機を生かせなかった。得点圏では8打数無安打に終わり、7残塁を記録した。
