球宴有力のボビー・ウィットJr.、右膝負傷でカージナルス戦欠場

June 19th, 2026

18日(日本時間19日)のナショナルズ戦で右膝の違和感を訴えて途中交代したロイヤルズのボビー・ウィットJr.が、19日のカージナルス戦のスタメンから外れた。球団は検査の結果、右膝の内側側副靱帯(MCL)のグレード1(軽度)捻挫と発表した。

MRI検査で損傷が確認されたものの、症状は軽度で、球団内には最悪の事態は回避できたとの安堵感も広がっている。

現時点では負傷者リスト(IL)入りの可能性も残されているが、ロイヤルズは21日(同22日)の休養日を挟み、22日(同23日)の状態を見極めた上で今後の方針を決める予定だ。

ロイヤルズはこの日、主力を欠いた状態で戦った。さらにマイケル・ガルシアも左手の痛みを抱えており、負傷者が増えつつある。ウィットJr.のIL入りを回避できれば、最低10日間を欠場させずに済む一方、無理をさせて長期離脱につながるリスクも避けなければならない。球団は短期的な戦力ダウンと長期的なリスクを慎重に天秤にかけながら、今後の対応を判断していく。

「今後は本人とチームドクターを交えて話し合っていく」とマット・クアトラーロ監督は説明した。

「手術は必要ない。装具(ブレース)を着けることもできる。まずは腫れを引かせて、本人がどのような状態なのかを見極めることが大切だ。その上で、全員が率直に話し合いながら判断していくことになる」

ロイヤルズは20日(同21日)が休養日になっており、首脳陣は状態を見極めた上で今後の対応を判断する見通しだ。

ウィットJr.はナショナルズとのシリーズ最終戦、四回に打球処理を試みた際、芝生上で左方向へスライディングしながら捕球。打球を止めたものの送球できず、そのまま痛みを訴えてグラウンドに倒れ込んだ。

マット・クアトラーロ監督とトレーナーが駆け寄った後もプレーを続行したが、イニング終了後も顔をしかめながら右膝を気にする様子を見せ、その後、トレーナーとともにクラブハウスへ下がり、途中交代した。

指揮官は試合後、「最初にプレーを続けられたことは少し安心材料だった。ただ、その後の様子を見る限り、交代せざるを得ない状況だった」と振り返った。

ロイヤルズでは故障者が相次いでおり、主力選手の離脱が続いている。マイケル・ガルシア内野手も左手の痛みのため18日(同19日)からスタメンを外れている。

ガルシアは少なくともこの1カ月間、痛みを抱えながらプレーしており、検査の結果、手の細かな動きを担う虫様筋(lumbrical muscle)の損傷が判明した。バットの芯を外したファウルや、不自然なスイングをした際に痛みが出るという。

球団はガルシアについても、休養日後の状態を確認し、負傷者リスト(IL)入りが必要かどうか判断する方針だ。

ロイヤルズは、負傷者が相次いでいる。

野手ではビニー・パスカンティーノが右有鉤骨骨折で離脱中で、復帰は7月下旬の見込み。カイル・イズベルも左足の足底筋膜炎で戦列を離れ、ジョナサン・インディアは左肩の手術を受け、今季絶望となった。

投手陣ではセス・ルーゴが脳振とうから復帰した一方、クリス・ブービッチ(左肘)、カルロス・エステベス(右肩)、ニック・ミアーズ(右肩)が負傷者リスト入り。さらにエース左腕のコール・ラガンズも左肘の故障で長期離脱が続いており、復帰時期は未定となっている。

シーズン折り返しを前に負傷者が増え、開幕戦の内野陣4人全員が故障で戦列を離れる異常事態。それでもマット・クアトラーロ監督は前を向く。

「試合は予定通り始まるし、グラウンドには必死に戦う9人が立つ。ケガをした選手たちには気の毒だが、その分、別の選手にチャンスが生まれる。誰が出場していても、勝つために戦う。それは選手たちも理解している」

主力を欠く苦しい状況が続くが、指揮官は代役を担う選手たちの奮起に期待を寄せた。