【ドジャース4-7ブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、10月12日(日本時間10月13日)
ブルワーズとドジャースは、この夏、この舞台に向かって突き進んだ。ともに100勝を超えた強豪。だが、ナ・リーグの頂点に立てるのは1チームだけだ。
ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)は2試合を終え、期待にたがわぬ戦いとなっている。そして、ワールドシリーズ2連覇中の王者が追い詰められている。
この日もブルワーズが劇的な勝利を収めた。3度のビハインドをはね返し、3点差をつけて勝利。2勝0敗のリードを手にロサンゼルスへ向かう。中1日を開け、第3戦は14日(日本時間15日)に行われる。
「僕らが大切にしているのは、集中を切らさないことだ。試合がどんな状況でも、リードしていても、追いかけていても、攻める姿勢と集中を保ち続ける。チームとして、それを本当によく実践できている」とウィリアム・コントレラスは語った。
もちろん、まだ決着した訳ではない。それでも、このNLCSの主導権は明確にブルワーズが握っている。4勝先取のポストシーズンのシリーズで、2勝0敗とリードしたチームは、過去95例中79例でシリーズを制している。勝ち上がる確率は83%だ。なお、0勝2敗から逆転した16例のうち、2例は過去3シーズンに生まれている。2025年ALCSでマリナーズに勝利したブルージェイズと、2023年NLCSでフィリーズを逆転したダイヤモンドバックスだ。
もちろん、ドジャースはドジャースだ。連覇を成し遂げた理由がある。そう簡単には屈しないだろう。だが、ミルウォーキーでの第1戦と第2戦に、タリク・スクーバルと山本由伸という2人のエースを送り込みながら1勝もつかめなかった連敗は、痛い。
この日はブルワーズの粘り強さが光った。ドジャースが得点する度に、ブルワーズは打ち返した。ドジャースは六回までに3度リードを奪ったが、その3度とも追い付かれた。山本はわずか8アウトの三回途中で降板。右腕にとって、ポストシーズンで最も短い先発登板となった。
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大きな勝負の分け目は、三回2死、ジェイク・バウアーズの打席。山本を相手に12球粘り、打席に入ってから7分以上が経過。フルカウントからワンバウンドになるカーブを見送ると、バットを放り、一塁へ歩いた。そして、続くクリスチャン・イエリチが勝ち越しの適時打。山本の登板は、そこで終わった。
「内角を攻めようとしていたのは、かなり明らかだった。欲張らず、体を開かず、真ん中に来る球を待つ。来たら逃さない。来なければ、四球を選べるまで粘り抜く。ひたすら勝負に徹していた」とバウアーズは語った。
五回、ドジャースは再びリードを奪った。それでも、ブルワーズは再び追いついた。コントレラスがドジャースの救援左腕クリス・ブービッチから、センターへ飛距離436フィート(約132.9メートル)の特大同点本塁打。続く六回には、再びコントレラスが左前へ鋭い勝ち越し適時打を運んだ。
勝ち越した後は、鉄壁のブルペンが完璧な仕事をした。5イニングにわたって1人の走者も許さず、リードを守り抜いた。ポストシーズン史上、救援陣が走者を1人も出さずに投げたイニング数として、1試合最多となった。
