鈴木誠也、初のゴールドグラブ賞獲得なるか:11月2日発表

DRSはナ・リーグ右翼手トップ

6:12 AM UTC

カブスの鈴木誠也(32)が、メジャー5年目で初のゴールドグラブ賞を狙う。受賞者は米東部時間11月1日午後8時30分(日本時間2日午前10時30分)から始まるスポーツ専門局ESPNの番組内で発表される。

鈴木はメジャー5年目で過去最高の守備指標をマークした。4月下旬には、守備力向上に手応えを感じていた。ワールドベースボールクラシック(WBC)で負傷した右膝の負傷による“ケガの巧妙”ともいえる効果だった。

「ケガをしたことで、1歩目の大切さや、スタートを切る前の準備段階の予備動作が自分なりに良くなってきている。できる限り膝に負担がかからないスタートを切るという意味では、現状は守備でいいスタートが切れている。落下地点までも速くなっている」

初受賞を後押しする3つの数字

  • DRS(守備による失点阻止への貢献)+14:ナ・リーグ右翼手トップ。平均的な同ポジションの選手より、約14点分の失点を防いだという評価。
  • FRV(フィールディング・ラン・バリュー)+7:捕球や送球など、守備全体の貢献を得点換算。平均的な野手より約7点分のプラス評価。
  • OAA(平均を上回って増やしたアウト)+5:打球の難易度を考慮して算出する守備範囲の指標。鈴木はメジャー自己最高だった。

最終候補3人の強み

  • 鈴木:守備範囲と送球の両面でプラス。送球による得点価値も+4を記録した。
  • ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル(26):OAA+10の広い守備範囲が武器。DRSは+12、送球の得点価値は-6
  • メッツのカーソン・ベンジ(23):送球に強み。

誰が選ばれても初受賞となる。鈴木は、守備範囲で自身を上回るキャロルに送球を含めた総合力で対抗する。昨季はDHで102試合に出場したが、今季は右翼で111試合、972回2/3を守った。守備の機会を増やし、投手陣を支える働きを数字でも示した。

選考は投票と守備指標で決まる

選考の約75%を監督・コーチの投票(自軍の選手への投票は不可)、約25%を複数の守備指標を組み合わせたSABR Defensive Index(SDI)が占める。8月9日までの公表値はキャロル10.9、鈴木6.8(最終値は未公表)。

受賞すれば、日本選手では2010年のイチロー氏(53)以来16年ぶり2人目。日本でゴールデン・グラブ賞を5度獲得した鈴木が、メジャーでも守備の頂点へ挑む。

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