この1年、度重なる負傷のニュースに心を痛めてきたダイヤモンドバックスファンに朗報だ。外野手コービン・キャロルは開幕戦に間に合う見通しだ。
キャロルは2月10日(日本時間11日)に右手有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折し、翌日に手術を受けたため、開幕戦出場が危ぶまれていた。3月26日にドジャースタジアムで行われる開幕戦でアクティブロースター入りするかはまだ確定ではないが、状況は確実に前向きに進んでいる。
強い向上心と回復の早さで知られるキャロルについて、球団関係者は当初から開幕に間に合うと楽観視していた。実際、手術から24時間も経たないうちにキャンプへ戻り、右手を使わないトレーニングに取り組んでいた。
その後はバッティングケージで片手スイングを開始。そこにも明確な狙いがあった。
「自分のスイングは、どちらかと言えば前腕の力に頼ってしまう傾向があるんだ。だから今は後ろ腕を強化し、バットが理想的な軌道でゾーンに入るように取り組んでいる。今回のリハビリ期間は、まさにそのための絶好の機会だと捉えているよ」
そして最近は両手でバットを握っての打撃を再開し、「少しずつ負荷を上げ始めているところ」とキャロルは語った。
「フリップ打撃やティー打撃といった低強度の練習だね。正直、最高の感触とは言えない。でも間違いなく予定より早い。これまで有鉤骨を負傷した選手たちも、術後の期間を考えれば今の状態はかなり良いと言ってくれている」
開幕戦に間に合う手応えはあるのか、と問われると「もちろん。そのつもりで取り組んでいる」と力強く答えた。
3月1日には外野でフライ捕球も行い、ボールをキャッチできる状態まで回復している。
トーリー・ロブロ監督は「やり過ぎの一歩手前まで来ているくらいだ」と語る。
「できる限り強く、できる限り先まで進もうとしている。その姿勢は素晴らしい。われわれは手の専門医ドン・シェリダンやメディカルチームと連携しながら次のステップを判断するが、本当に順調に回復している」
昨オフは2025年に向けてスイングに変更を加えたキャロルだが、このオフは大きな改造はしていないという。ただ、実戦形式の打撃を始めたばかりで負傷したため、現時点でスイングの仕上がりを判断するのは難しい。
「ライブ打撃を始めた最初の段階は、感覚を合わせていく時間なんだ」とキャロルは話す。「オフはしっかり取り組めたし、状態もよかった。でも実戦で試してみないと分からない部分もある」
