【カブス8-2ブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、6月27日(日本時間28日)
カブスのクレイグ・カウンセル監督は六回、マウンドへ向かい、デービッド・ピーターソンの背中を何度も叩いた。負傷者が相次ぐシカゴ投手陣で初先発を務めたベテラン左腕は、安定したデビュー登板を見せた。
ピーターソンの力投に加え、終盤にカブス打線が2死から見せた攻撃でライバルのブルワーズに勝利した。そんな試合のポイント3つを整理する。
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1 ピーターソンの効率的なデビュー登板
左腕のデビューは決して完璧ではなかった。カブスの投手としての初球をチューリオに捉えられ、先頭打者ホームランを喫した。しかし、その後は落ち着きを取り戻した。
「相手は積極的に来ていたが、彼はストライクをどんどん投げ込んでくれた」とカウンセル監督はピーターソンの投球について語った。
「何よりも重要だったのは、最初の悪い結果(先頭打者ホームラン)の後もひるまなかったことだ。現時点で期待できる最高のピッチングをしてくれた」
五回に2点目を失い同点に追いつかれたものの、六回に最初の2人をうちとってわずか69球でマウンドを降りた。シンカーとフォーシームをそれぞれ30%ずつ投じ、併殺打1つを含むゴロアウトを7つ奪った。
最終成績は5回2/3、2三振、無四球、5安打。投手陣に負傷者の多いカブスに、大きな安心感を与える好投だった。
「勝利を挙げられたこと、そしてバックに頼れる野手陣がいてくれることは本当に大きい。今回の登板をベースにして、良かった点と改善すべき課題を見つめ直し、次の登板に向けて準備していきたい」とピーターソンは語った。
2 カブス打線の形が見えた攻撃
ブルワーズが五回に同点に追いついた後に見事な反撃を組み立てたカブス打線は、そのポテンシャルの高さを示した。
2死から、ブルワーズのリリーフ、チャド・パトリックはアレックス・ブレグマンをカウント2-2まで追い込んだが、カブスの三塁手は四球を選んだ。続くマイケル・ブッシュも四球で出塁し、ニコ・ホーナーへつないだ。ホーナーは右翼へ鋭く弾き返し、勝ち越しの適時打とした。
勝ち越しの余韻が冷めないまま、イアン・ハップはパトリックの初球のカットボールを捉え、右翼席へ17号3ランを放った。ハップにとって、これはカブスでの通算190本塁打となり、球団歴代本塁打ランキングで殿堂入り選手ハック・ウィルソンと並ぶ11位に浮上した。
「2死から4点を奪うためには、素晴らしい打席がいくつもつながる必要がある。今夜はまさにそれだった。一見何でもないような2つの四球から始まり、最後は本当に大きな一振り(ハップの本塁打)で締めくくった。素晴らしいイニングだったよ」とカウンセル監督は打線を称えた。
3 鈴木が長打を打ち続ける
鈴木誠也は6月13日に右膝を痛めて以降、10試合中9試合でDHとして起用されていた。ただ、カウンセル監督は前半戦の残り期間を通じて、鈴木を右翼へ徐々に戻していきたい考えで、シーズン終盤には問題なく守備を務められる状態を整えることを目指している。
ジャイアンツ戦での負傷から最初の8試合での打撃内容は決して悪くなく、打率.281、OPS.785。ただ、長打力は不足しており、本塁打はなく長打率は.375だった。しかし、25日のメッツ戦で休養を与えられてから、ミルウォーキーでパワーを取り戻した。
四回、鈴木はブルワーズ左腕カイル・ハリソンの高めの速球を右翼へ運び、2ランでカブスに2-1のリードをもたらした。この一発は鈴木にとって今季12号で、前日にジェイコブ・ミジオロウスキーからの一発に続く、2試合連続弾となった。複数試合連続アーチは、4月21日から23日以来だ。
