Dバックス、今オフの決断に注目 マルテのトレード再浮上か

3:15 PM UTC

ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグが本格的にスタートした。ダイヤモンドバックスにとって、この冬の大きな焦点の一つは、二塁手ケテル・マルテの去就だ。

昨オフ、マイク・ヘイゼンGMはマルテへのトレードオファーを検討していたことを明かした。しかし、納得できる対価を得られず、最終的に放出を見送った。

これでトレード話は一段落したかに見えた。マルテは2030年まで契約があり、2031年には選手側のオプションがある。さらに今年4月には、本人の同意なしにトレードできない「10年・5年権」も取得した。

8月、マルテはボストンでのレッドソックス戦に無断欠席し、制限リスト入り。その後、負傷者リストにも登録された。こういった行動は過去にもあった。その後、ヘイゼンGMとトーリ・ロブロ監督がマルテと話し合い、本人もチームメイトに謝罪。関係者全員がこの件に区切りをつけ、ポストシーズン進出に向けて前を向くことで一致した。

しかし、過去3シーズン、あと一歩でプレーオフ進出を逃してきたダイヤモンドバックスは、チームの顔ぶれを変えようとしている。マルテのトレードも、再び選択肢に浮上しているようだ。

「チームに少し変化を加える方法を考える必要がある。このメンバーで長く戦い、一定の成功も収めてきたが、いくつかの部分では変化を加えたい。どこに行き着くかは分からない」とヘイゼンGMは語った。

ただし、マルテのトレードにはいくつものハードルがある。

まず、本人にトレード拒否権があることだ。昨オフとは違い、今回は成立させるためにマルテの同意が必要になる。本人が移籍をどう考えているかは分かっていない。また、昨季の無断欠席や過去のいくつかの問題が、獲得を検討する球団の懸念材料になる可能性もある。

一方、ある球界関係者によると、マルテのトレードが可能かどうか問い合わせた球団は複数あり、昨年の一件も獲得を断念する決定的な理由とは見なされていないという。

もう一つの焦点は、ヘイゼンGMがマルテをスーパースターと評価し、昨オフには非常に高い対価を求めていたことだ。今オフは条件を引き下げる考えがあるのだろうか。

マルテは今季、成績を落としたものの、依然として相手にとって脅威となる打者であり、守備力も備えている。今オフのFA市場には、打線の中軸を担えるような大物打者が少ない。

さらに、契約内容も実力に見合う選手としては比較的リーズナブルだ。今後5シーズンの年俸総額は8925万ドル(約137億4000万円)。こうした条件も、マルテの市場価値を支える要素となりそうだ。