マイナーリーグにカムバック賞が存在するならば、ブルワーズの有望株投手であるフランク・カイローン(18)は、2日(日本時間3日)に行われたルーキーレベルのアリゾナ・コンプレックス・リーグでの勇気を与えるプロデビューにより、すでに同賞を確実なものとしているだろう。
同左腕は1月上旬、ニュージャージー州の自宅付近で起きた交通事故で頭部に重傷を負い、入院生活を送っていた。ブルワーズはプライバシーへの配慮を理由に負傷の詳細を公表しなかったが、当時の球団関係者は野球における将来と同程度に、カイローンのグラウンド外での生活を心配していた。
しかし、春季キャンプの序盤にブルワーズの大リーグの選手たちが「FCユナイテッド」と書かれたTシャツを着て支持を表明してから数週間後、カイローンはキャンプへの合流を許可され、ゆっくりとしたペースでの調整を開始した。その後、先週には制限なしで試合に出場する許可が下りた。
「無事で本当に感謝している」と、カイローンがプロデビューを果たした後、ブルワーズのマット・アーノルド編成本部長(47)は語った。
「カイローンは恐ろしい道のりを歩んできたため、復帰してきょうのような投球をしてくれたこと、そしてマウンドに戻ってきたことに深く感謝している」
2日(日本時間3日)の午前にフェニックスで行われたアリゾナ・コンプレックス・リーグのジャイアンツ戦に先発登板したカイローンは、プロでの最初の1イニングで単打、盗塁、暴投、そして内野ゴロによって1点を失った。
カイローンは昨季のドラフト2巡目でブルワーズに指名されており、MLBパイプラインのブルワーズ有望株トップ30のリストで26位に入っている。
プロのキャリアをスタートさせるすべての投手に対して行うように、ブルワーズはカイローンの調整に慎重を期す方針だ。
「投球数を増やし、健康を保ち、マウンドを降りることだ」とアーノルド編成本部長は語った。
「カイローンはチームが非常に大切にしている若手だ。才能あふれる選手だ」
