クローシェが6回無失点の好投 レッドソックスが開幕戦に勝利

March 27th, 2026

レッドソックス3–0レッズ】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク、3月26日(日本時間27日)

26日(日本時間27日)、レッドソックスは開幕戦でレッズに勝利。エースのギャレット・クローシェは窮地に追い込まれながら、それをものともせず、レッドソックスが高額契約を与えた理由を示した。

0-0のまま迎えた六回1死満塁のピンチで、クローシェはまず強打者エウヘニオ・スアレスを空振り三振。続くスペンサー・スティアーも空振り三振に打ち取り、この回で降板した。クローシェはレッドソックスのクラブハウスで「ビースト」と呼ばれるゆえんを証明した。

クローシェの六回の投球は、今季の162試合の1戦目における決定的な瞬間だった。

「彼はエースだ。すべての球種を駆使して素晴らしい投球を見せてくれた。最後の回は四球で始まったが、調子を取り戻して、力強い投球で締めくくった。打線に得点のチャンスを与えてくれた」とアレックス・コーラ監督は称賛した。

レッドソックス打線は、レッズの先発左腕アンドリュー・アボットに6回無失点に抑え込まれたが、その後得点。

クローシェのピンチ脱出に触発され、代打のマルセロ・マイヤーがセンターへ二塁打を放ち、カルロス・ナルバエスは送りバントでマイヤーを三塁へ進めた。

そして、打球を前に飛ばすことが求められる場面で、これまでのキャリアで度々苦戦してきたセダン・ラファエラはセンターへタイムリーを放ち、今季チーム初得点をもたらした。

クローシェは試合の流れを作る役割を誇りに思っている。そして、自らが試合の流れを引き寄せたことを喜んでいた。

「とても気分が高揚する。攻撃面だけでなく、ブルペンから登板する投手陣にとっても、チームの勢いを大いに高めてくれる。ああいう瞬間は、1試合に1回、せいぜい1週間に2、3回しか訪れない。だから、今回こうして勝利を収められたのはうれしい」

昨季よりも投手力、守備力、そして打力の向上を目指すレッドソックスにとって、初戦は満足いく内容だった。

「全体的に見て、みんなよくやったと思う。マルセロの代打は大きかった。ナービー(ナルバエス)のバントも良かったし、セダン(ラファエラ)は2ストライクから打球を前に飛ばした。これこそ私たちのチームであり、このチームが目指しているものだ」と、コーラ監督。

レッドソックスが2年連続で計画しているもう一つのことは、エース投手を軸にプレーオフ進出を果たすことだ。

クローシェは6イニングを華々しく投げ抜き、3安打、2四球、8三振、80球で降板した。

レッドソックスでの2シーズン目を迎えたクローシェは、チームメートやファンから、マウンドに上がるたびに圧倒的な投球を見せてくれると期待されている。

伝統を重んじるレッズにとって、開幕戦はいつものようにお祝いとお祭りが合わさったような熱狂的な雰囲気に包まれた。試合開始の数時間前にはダウンタウンでパレードが行われ、4万3893人のファンで埋め尽くされた球場に移ると、さらに盛大な式典が繰り広げられた。

「あの独特の雰囲気と、試合に賭けているという意識が、良い影響を与えたと思う。開幕戦としては、これまで参加した中で最高だった。この街にとって野球がどれほど大切なものか、よく分かった。ブルペンではちょっとした挑発合戦もあったけど、試合全体を通してエネルギーに満ちあふれていた。ファンもすごく盛り上がっていたよ」と、クローシェは振り返った。

クローシェは騒音を鎮め、ブルペン陣にバトンを渡し、そしてリリーフ投手たちが仕事をやり遂げた。

「自分には自信がある。でも、スプリングトレーニングのあの瞬間は、間違いなく自分のピッチングはひどいと思った。でも、それが本当の自分ではないと分かっていた。気持ちを切り替えることが大切なんだ」と、クローシェは語る。

この日、左利きの剛腕はまさにその転換点にたどり着いた。