トレードデッドライン(期限)まで7週間あるが、ジャイアンツはすでに売り手に向けた模索を始めているようだ。
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MLB.COMのマーク・フェインサンド記者は複数の情報筋から得た情報によるとジャイアンツが売り手にまわる可能性がある、とを伝えた。
一塁手のラファエル・デバース(29)、遊撃手のウィリー・アダメス(30)、三塁手のマット・チャップマン(33)へのオファーを聞く意思があると明らかにしたという。ただし、エースのローガン・ウェブ(29)や若手選手を放出する計画はない。なお、球団はこのニュースを認めていない。
ジ・アスレチックは15日(日本時間16日)、ジャイアンツが「売り手に回ることを完全に決断してはいない」ものの、一部の選手の市場価値を測り始めていると最初に報じた。同15日、その後にESPNのバスター・オルニー記者が伝えた記事では、球団が放出に応じる選手として、デバース、アダメス、チャップマンを具体的に名指ししている。
ジャイアンツには優勝争いに加わる時間がまだある。しかし、険しい道のりに直面しており、快進撃に近づいていると示唆するほどの十分な内容はない。ジャイアンツは、ロッキーズに次いでナ・リーグでワースト2位となる29勝43敗の成績で、16日(同17日)を迎えた。
ウェブの放出が予想されない状況で今夏のジャイアンツで最も需要のあるトレード要員は、二塁手のルイス・アラエス(29)になる可能性が高い。今季の好成績、妥当な年俸、そして間もなくフリーエージェントとなることで交換要員となる有望株のコストが控えめなためだ。
昨オフにフリーエージェントで1年1200万ドル(約18億円)で契約した3度の首位打者に輝いた実績を持つアラエスは、今季ここまで打率.319、2本塁打、OPS.787としている。それに加え、アラエスは球界屈指の守備力を誇る二塁手の1人となっている。守備が多くの批判を浴び、2024〜25年には二塁よりも一塁やDHとしての出場時間が長かった実績を考えると、これは驚くべき転換といえる。
先発投手のロビー・レイ(34)も、間もなくフリーエージェントとなるため、もう1人の明確なトレード候補となっている。しかし、5月13日以降の防御率が7.16、今季の期待防御率が5.16となっており、この34歳はアラエスほど魅力的な選択肢とはいえない。
デバース、アダメス、チャップマンのいずれかが絡むトレードは、長期契約による残りの年俸があるため、可能性は低い。
15日(同16日)で、ジャイアンツがレッドソックスからデバースと、その残りの全契約を衝撃的な方法で獲得してから1年が経過した。2023年にレッドソックスと33年までとなる10年総額3億1350万ドル(約470億2500万円)の延長契約を結んだデバースは、ジャイアンツ移籍後162試合に出場し、打率.235、出塁率.323、長打率.438(OPS+117 ※OPS+はリーグ平均を100とした打撃の総合指標)、29本塁打、209三振。今季OPS+はわずか101にとどまる。
アダメスは、2024年シーズンのあとにフリーエージェントでジャイアンツと結んだ7年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約の2年目を迎えている。昨シーズン、ジャイアンツの選手としては2004年のバリー・ボンズ以来となる30本塁打を記録したものの打率.226、出塁率.305、長打率.420(OPS+106)で26年のOPS+は96となっている。
チャップマンは、2026年のOPS+が119を記録し、高額な3人の中では最高の成績を残している。5月末まではわずかOPS.633だったが、6月に入ってOPS1.421と調子を上げている。三塁手として5度のゴールドグラブ賞を受賞した名手は、24年9月にジャイアンツと6年総額1億5100万ドル(約226億5000万円)の延長契約を結び、2030年まで契約が残っている。
