勝利の儀式!?ホワイトソックス、試合前のダグアウトダンスはどう始まった?

October 6th, 2026

今、メジャーでホワイトソックス以上に野球を楽しんでいるチームはないだろう。

3年連続で100敗以上を喫したホワイトソックスは、今ポストシーズンで4連勝。ア・リーグ地区シリーズではガーディアンズを相手に2勝0敗とし、シリーズ突破まであと1勝に迫っている。

快進撃の中、選手たちは野球を存分に楽しんでいる。試合前に行う恒例のダンスもその一つで、選手たちの気持ちを高めるルーティンとして定着。ここ1週間はSNSでも大きな話題を集めている。

中心人物は右腕マイク・バシル(26)だ。春季キャンプ中にトミー・ジョン手術を受け、復帰は来季の見込み。それでも試合前のダンスでは主役を担っている。

バシルは三塁コーチのジャスティン・ジャーシェル(36)とともに、凝った振り付けのダンスをスタート。選手たちは膝をたたき、手拍子を合わせながら加わり、試合開始へ向けて気持ちを高めていく。

バシルは笑顔で振り返った。

「僕とジャスティン・ジャーシェルの間で自然に始まったんです。春季キャンプ中、練習日の前になると彼がいつも僕を見て、何となく踊り始めていました。そのうちダグアウトでも突然やるようになって、みんなも加わり始めた。全員が気に入って、自然と今のスタイルになりました」

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バシルによると、このダンスはレギュラーシーズン中から続けており、特に9月中旬のガーディアンズ戦、同月下旬のロッキーズ戦前にも行ったという。ア・リーグ中地区争いではガーディアンズに逆転を許したが、ポストシーズンに入ってもやめる考えはなかった。

バシルは語った。

「地区首位から落ちた後も続けました。勝っても負けても、自分たちらしさを変えずにやっていこう、ということです。ここ数週間ずっとやってきましたけど、ポストシーズンに入って注目される機会が増え、少し話題になっています」

チームメートは、10月の大舞台に伴う重圧の中でも、バシルがチームをリラックスさせていると評価する。ホワイトソックスには1906年以来、120年ぶりとなる本拠地でのシリーズ突破を決めるチャンスがある。それでも選手たちは、できる限り平常心を保とうとしている。

中堅手トリスタン・ピーターズ(26)は以下のように表現する。

「僕たちにとって一生に一度あるかどうかの経験かもしれません。でも同時に、その高揚感をすごくいい方向に使えていると思います。試合前のダグアウトで、みんなで手拍子をしたりしているでしょう。そこで生まれたエネルギーを、そのまま試合に持ち込んでいます」

ピーターズはさらに、バシルがグラウンドでプレーできない状況でも、チームの活気ある雰囲気を支える大きな存在だと語った。予想を超える快進撃にも、その一体感が重要な役割を果たしている。

「彼は毎日、チームにエネルギーを与えてくれます。僕たちがここまで来られた大きな理由の一つだと思います。みんなを一つにまとめてくれる。このチームにとって本当に大きな存在です」

ピーターズは、バシルがチームにもたらす影響をそう表現した。

バシル自身も現在の快進撃を楽しんでいる。6日(同7日)、レートフィールドで行われた第3戦の前日練習では、ダグアウトで取材陣を前に得意のダンスも踊った。

第3戦から次戦まで、ダンスの内容を事前に決める予定はない。これまで通り、その場の雰囲気に任せるという。さまざまなチームメートやウィル・ベナブル監督(43)が飛び入りで加わる瞬間も楽しみにしている。

「本当に楽しいですよ。もちろん投げられたら一番です。でも、少しでもチームにエネルギーを与えて、リラックスした雰囲気を作り、野球を楽しむ手助けができる。それもすごく大切だと思っています。この時期は本当に大きなプレッシャーがかかります。だからこそ、今こそリラックスしていることが重要だと思います」