チョウリオが攻守に躍動 カブスにシーズン勝ち越し決定

September 7th, 2026

【カブス3-4ブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、9月7日(日本時間9月8日)

ジャクソン・チョウリオはまだ22歳だが、過去2年間、ポストシーズンでチーム屈指の活躍を見せてきた。この日も、10月に向けてさまざまな意味を持つライバルとの一戦で、チームを勝利に導く勝負強さを発揮した。

「こういう場面のために生まれてきたのかもしれないと、時々感じる。こういう場面のプレッシャーが好きだと思うときもある。理由は分からないけれど、楽しんでいることは確かだ」とチョウリオは語った。

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八回、前進守備の内野を破る勝ち越しの2点適時打を放つと、九回にはスライディングキャッチで試合を締めくくった。祝日ということもあり4万2368人の観衆が詰めかけた。

残り17試合となった中で、地区2位カブスとの差を8ゲームに広げただけでなく、通算で7勝4敗とし、2試合を残して直接対決の勝ち越しを決めた。つまり、今後2週間あまりでシカゴが驚異的な追い上げを見せ、地区優勝争いで同率となっても、ブルワーズがタイブレーカーを握ることになる。

守備陣の助けも得て今季27セーブ目を挙げたトレバー・メギルは、「勝ち越しが決まったとは気づいていなかった」と語った。「たぶん、とても大きなことだ。ただ、僕たちの目標はレギュラーシーズンだけじゃないよ」

ブルワーズは、この先で再びカブスと顔を合わせる可能性があることも理解している。10月に対戦すれば、最終戦までもつれた2025年のナ・リーグ地区シリーズの再戦となる。この日の勝利により、ポストシーズンでカブスと対戦する場合は、必ず本拠地からシリーズを始められることになった。

「もちろんプレーオフではないが、ミニ・プレーオフのような雰囲気だった。ポストシーズン前としては、これ以上ないほど近い空気だろう。この2チームが対戦すると、時期に関係なく大きな試合、大きなシリーズになる。勝つためには、重要なプレーを決めなければならない」とクリスチャン・イエリッチは話した。

ブルワーズ先発ロバート・ガッサーは4回まで好投したが、五回に苦戦。その後、救援投手4人で残り4回1/3を2失点に抑えた。

打線は投手陣の粘りに応えた。救援のライアン・ゼファージャンは、カウント1-2とチョウリオを追い込んだ後、ストライクゾーンより高めのシンカーを投げた。しかしチョウリオは何とか捉え、前進守備を敷いていた一、二塁間を抜くゴロに。走者2人が生還し、ブルワーズが3-2と逆転した。

「最も注目が集まるときや、極めて重要な場面になると、(チョウリオが)さらに一段上のレベルへ行くのが分かる。一段上と言っても、必要以上のことをしようとするわけではない。むしろ落ち着いているように見える。彼が常に持っている内なる自信が、さらに大きく表れるんだ」と五回に適時打を放ったギャレット・ミッチェルは語った。

ブルワーズは攻撃の手も緩めず、メギルが九回の登板へ向けて肩をつくるなか、イエリッチの犠飛でリードを広げた。

その追加点と、2つの華麗な守備が、最終的に勝敗を分けた。まず、右翼手の新人ルイス・ララがフェンス際で鮮やかなジャンピングキャッチを見せ、ペドロ・ラミレスの打球をもぎ取った。本塁打になる打球だったかどうかにかかわらず、続くカブスのスター、ピート・クロウ=アームストロングが今季41号を放ったため、ララのプレーがなければ同点になっていた可能性もある。なお、この一発は、メギルが今季55回1/3を投げて初めて許した本塁打だった。

最後はチョウリオが、鈴木誠也のライナーを見事なスライディングキャッチでつかみ、試合を終わらせた。

「特にこの球場は上部にガラス張りの部分があるから、打球を見失いやすい。運よく最後の瞬間に軌道を捉え直し、キャッチできた」とチョウリオは話した。

ララもまた、独特の角度と高さの異なるフェンスがあるアメリカンファミリーフィールドの難しい右翼フェンスへ背走しながら、同じ問題に直面していた。

「彼が打球を追いかけていたとき、その目が見えた。これはぎりぎりのプレーになるぞ、と思った」と中堅手のミッチェルは語った。

「ただ反応しただけだよ」とララは話した。

ブルワーズは4年連続の地区優勝へ、また一歩近づくことができた。

「リーグ最高のチームを相手に勝つには、多くのことを正しくやらなければならない。われわれも多くのことを正しくできた。しかし、彼らを倒すには、ほとんどすべてを完璧にやらなければならない」とカブスのクレイグ・カウンセル監督は語った。