ブルワーズの若手投手は、監督お気に入りのニックネームを受け入れた。
ジェイコブ・ミジオロースキー(24)は先週末、インスタグラムにAIで生成した自身の画像を投稿し、自身をフォレスト・ガンプに見立てた。ミジオロースキーはその前日のフィリーズ戦で打者を最少の27人に抑え、15三振で1安打完封勝利を挙げた。この投球により、ブルワーズのパット・マーフィー監督(67)は再び自身のお気に入りであるトム・ハンクス主演映画を連想した。
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「彼は素晴らしい若者だ。フォレスト・ガンプに似ている。意味が分かるだろうか」とマーフィー監督は試合後に語った。
「とても自然体で多くの物事に対して純粋であり、それは素晴らしい。マウンドに上がり、全力で投球する」
19日(日本時間20日)の夜にアトランタでのブレーブス戦で次回先発予定の身長6フィート7インチ(約201センチ)の右腕は、昨季メジャーリーグに昇格し、複数回のノーヒットノーラン未遂、ポール・スキーンズ(24)やクレイトン・カーショー(38)らとの投げ合いでの勝利、メジャーでの先発わずか5試合でのオールスターゲーム選出を経験して以来、マーフィー監督から「われわれのフォレスト・ガンプ」と呼ばれている。
それは3人のアメリカ大統領との面会、名誉勲章の受章、エビ漁船の船長になること、アメリカ大陸横断のランニングと完全に一致するわけではないが、類似点は分かる。
マーフィー監督は当然、最高の意味でその比較を用いた。
「間違いなく、自らに限界を設けない選手への賛辞として言っている」とニックネームの意図を説明した。
「ガンプの純粋さはプラスに働き、決心したことは何でも成し遂げ、外部の力に影響されず、外部の力に気づきすらしない。偉大さはそうやって達成されることがあり、この若者もその道を歩んでいる。あらゆる意味で本当に賛辞として言っている」
マーフィー監督は、フォレスト・ガンプの例えがミジオロースキーの気分を害するのではないかと心配していたため、真意を説明する機会を喜んだ。反対に代理人がガンプの体にミジオロースキーの顔を合成した画像を送ってきた際、ミジオロースキーは非常に面白いと感じた。
そのため、SNSを通じてその画像を共有した。
「ここに来てからずっと、最初のメジャーリーグのスプリングトレーニングの時でさえ、そう呼んでいる。常に(監督は)フォレストと呼んでいる。面白い。良い意味で言っていると思う」とミジオロースキーは話す。
ガンプのキャラクターは、時に無自覚なほど単純である。ミジオロースキーを最もよく知り、ブルワーズで最も激しい競争相手の1人と評する人々によれば、ミジオロースキーはそうではない。今季、規定投球回に到達した投手でメジャー最高の防御率1.34とWHIP0.74、さらにメジャー最多の131奪三振を記録し、8勝2敗の成績を収めている要因の1つは、そうした目に見えない力である。直近8度の先発登板では自責点1のみだ。
「知的」という言葉は適切ではないかもしれない。しかし、ミジオロースキーは入念に準備をしている。
「『最高になりたいから、最高の選手を見て、その選手がやっていることを何でも上達させる』という感じだ」とブルワーズのクリス・フック投手コーチ(55)は右腕の取り組みを表現する。
「それは努力であり、マウンド上、ウエートルーム、トレーナーとの時間でも同じだ。(ベテラン投手の)ブランドン・ウッドラフがその面で手助けをしている。最高になりたいと望んでおり、偉大になりたいと望んでいる。そこには多くの要素が含まれている」
104マイル(約167キロ)の速球を持つ投手であっても、昨今の選手に提供される複雑なスカウティングレポートを理解することは、仕事の一つだ。フック投手コーチは、各投手がどれだけ対戦打者の情報を知りたいかという意向に基づいてレポートを作成する。ミジオロースキーはミーティングから自身の求める情報を把握する能力も向上しているようだ。
しかし、ミジオロースキーは決して考え過ぎない。
「自身のしていることの大きさを理解していない、素晴らしい状態にいる」とウッドラフは語った。
「シーズンがどのように展開するか、これから分かるが、この軌道に乗り続ければ、存在するすべての賞を獲得する可能性がある。そうなるべきだ。いつか振り返ったとき、現在自身がしていることは誰にもできないことだと感謝する日が来るだろう」
ウッドラフの声には少しほろ苦さが混じっている。かつて100マイル(約161キロ)を投げたが、現在は健康を維持し、肩の手術を経て新たな投球スタイルを模索している。
「誇らしい父親のような気分だ」とウッドラフは後輩右腕を語る。
「精神面に影響を与えたかもしれない。もし自分なら、絶対に変化球は投げないと伝えている。自分らしくあればいい。その素晴らしい状態にとどまり続けるべきだ」
前回の登板後、パフォーマンスの大きさが実感されるにつれ、フォレスト・ガンプのミーム以外のメッセージもミジオロースキーのスマートフォンを鳴らし続けた。
最後の投球から5時間以上経過した午前2時、ようやくその意味を理解し始めた。
「『なんてことだ、自分は何をしたんだ』という思いだった」とミジオロースキーは語った。
「直後、アドレナリンが出すぎて腕のケアをすべて忘れていた。ぼう然としていた。普段は試合を退いた後、腕のケアをする時間があり、戻ってチームメートとハイタッチをする。すべてが急速に進んだ。試合が終わり、どうすればいいんだと思った」
15三振、1安打完封劇。試合後も興奮は冷めなかった。
ミルウォーキーのフォレスト・ガンプにとって、新たな素晴らしい経験となった。
ミジオロースキーは走り続けるつもりだ。
「毎回それが目標だ」
