ミジオロウスキー、2被弾も7回11奪三振の快投 防御率1.62

July 7th, 2026

ブルワーズ4−3カージナルス】セントルイス/ブッシュスタジアム 7月7日(日本時間8日)

カージナルスに先制パンチを浴びたものの、ブルワーズのエース、ジェイコブ・ミジオロウスキーは見事にリベンジを果たした。

敵地で行われたカージナルスとのダブルヘッダー第1戦。ミジオロウスキーは立ち上がりから苦しい投球で、初回にジョーダン・ウォーカーにカッターを捉えられ先制2ランを浴びると、三回にはイバン・ヘレーラに102.4マイル(約164.8キロ)のフォーシームをソロ本塁打を許し、キャリア初となる「2試合連続の複数被弾」を喫した。

カブス、レッズ、カージナルスと対戦した直近3試合の先発で計5被弾。それ以前の11試合の先発では被本塁打ゼロ、長打もわずか3本に抑え込んでいた驚異的な安定感を考えると、目を疑いたくなるような一発病に見舞われている。

しかし、ここからオールスター右腕は本領を発揮する。

2度リードを許し、そのたびに追いついたブルワーズ。試合を決めたのは、ベテランのクリスチャン・イエリッチだった。七回、イエリッチがこの日3安打目となる勝ち越しの適時二塁打を放ち、4-3と逆転に成功。直近30打数3安打とイエリッチはスランプだったが、3安打目の一振りが値千金の一打となった。

味方の援護をもらったミジオロウスキーは、中盤以降カージナルス打線を完璧に封じ込め、圧巻の14者連続凡退を記録。七回には、102球目にこの日最速となる103.4マイル(約166.4キロ)をマーク。4イニング連続の三者凡退、最後は連続三振で同イニングを締めくくった。

ミジオロウスキーは被弾直後の心境について、「第1戦という重要な試合で、ブルペンを消耗させないことが一番の考えだった」と明かし、見事にその責任を果たした。パット・マーフィー監督も「これまでのどの登板と同じくらい、きょうのピッチングには満足している。彼を偉大な投手にさせるのは、この不屈の精神だ」と絶賛。

イエリッチも「圧倒的な登板も素晴らしいが、きょうのような登板こそ彼の成長を示している。すべてが完璧にいかないなかで踏ん張って7回を投げきる方法を見つけた」と称えた。

この試合でミジオロウスキーが投じた100マイル(約160.9キロ)以上の直球は、驚異の57球を計測。投球データ計測が始まった2008年以降では、メジャー史上歴代2位タイの熱投となった(歴代1位は自身が6月12日のフィリーズ戦で記録した58球)。

また、前半戦での167奪三振は、2019年のゲリット・コール(170K)やマックス・シャーザー(181K)以来最多であり、ブルワーズの球団史上最多記録を更新。さらに、今季4度目となる「無四球・2桁奪三振」の登板を達成し、球団史上5人目となる「7回以上、無四球、2桁奪三振」を複数回記録した投手の仲間入りを果たした。

最終的に7回3安打3失点、無四球11奪三振でハイクオリティスタートを達成。試合終了時点で、ミジオロウスキーは防御率(1.62)、奪三振(167)、WHIP(0.76)、被安打率(.148)の主要4部門でメジャートップの座をがっちりとキープし、チームを4-3の逆転勝利へと導いた。

なお、ミジオロウスキーは2年連続でナ・リーグのオールスターゲームに選出されているが、前半戦最終戦となる12日(日本時間13日)のパイレーツ戦(ポール・スキーンズとの投げ合いを予定)に先発予定のため、この日、MLB事務局から代替選手の追加が発表されている。