良いニュースと悪いニュースがある。
まず良いニュースから。
昨年は球宴選出を巡って議論を呼んだジェイコブ・ミジオロウスキーだが、少なくとも今回は、そのオールスター登板を巡る論争が起こる可能性は低そうだ。
一方で悪いニュースもある。
今年は、そもそもオールスターゲームで登板できない可能性が高まっている。
ブルワーズのパット・マーフィー監督は1日(日本時間2日)、24歳右腕がオールスター前までにあと3試合先発する予定だと明かした。
まず2日(日本時間3日)のレッズ戦で、チェイス・バーンズとの注目の投げ合いに臨む。その後は中6日で登板を続け、7日(日本時間8日)に敵地でのカージナルスとのダブルヘッダーの1試合、さらに前半戦最終戦となる7月12日(日本時間13日)の敵地でのパイレーツ戦に先発する見込みだ。
MLBの規定では、前半戦最終日に先発した投手は、その2日後に行われるオールスターゲームには登板できないため、ブルワーズがこの日程で進めた場合、ミジオロウスキーは7月14日の球宴には登板せず、観戦のみとなる可能性が高い。
ミジオロウスキーが球宴に登板しない場合、ナ・リーグの先発投手は誰になるのかにも注目が集まる。
ミジオロウスキー以外の有力候補には、開催地フィラデルフィアの地元ファンから大きな支持を集めるフィリーズのクリストファー・サンチェス、そしてドジャースの二刀流スター・大谷翔平が挙げられる。なお、大谷は当初予定されていた2日(現地時間)の先発が4日(同)へ変更されているが、今後、中6日で回した場合、救援の登板は問題なさそうだ。
ミジオロウスキーはメジャーデビューからまだ13カ月も経っていないが、すでにオールスター登板を経験している。
昨年はメジャー先発わずか5試合という実績で球宴メンバーに追加招集されたため、大きな議論を呼んだ。しかし、その舞台で実力を証明。八回を無失点に抑え、100マイル(約161キロ)以上の速球を9球記録する圧巻の投球を披露し、ナ・リーグ勝利(7−6)に貢献した。
ミジオロウスキーは今季、登板ごとに球速記録を塗り替えている。
前回のカブス戦では105.5マイル(約169.8キロ)を計測。これは2008年に投球追跡システムが導入されて以降、先発投手としては史上最速の記録となった。
レッズ戦では、16試合で9勝1敗、防御率2.36をマークする23歳右腕チェイス・バーンズとの注目の投げ合いに臨む。一方で、今後は球数・投球回の管理も焦点となる。ミジオロウスキーはここまで16先発で99回を投げており、次戦で100投球回に到達する見込み。このペースでレギュラーシーズン30試合に先発すれば、約185イニングに達する計算だ。
昨季は3Aナッシュビルとブルワーズ、さらにポストシーズンを含めて141回1/3を投げており、今季はその数字を大きく上回る可能性がある。
パット・マーフィー監督は「正直に言えば、われわれは勝つことだけを考えている。カブスがどれだけいい野球をしているか、この地区の争いがどれほどハイレベルかは見れば分かる。それでも、何より大切なのはミズ(ミジオロウスキー)の健康だ」と語った。
