圧巻の勝負強さ、ポランコがPSで早くも4度の勝ち越し打

October 14th, 2025

もしマリナーズがこのまま頂点まで駆け上がったら、ホルヘ・ポランコはシアトルに銅像が建てられるだろう。現在、Tーモバイルパークの外にある銅像は、殿堂入り選手のケン・グリフィーJr.とエドガー・マルティネスのみで、今年殿堂入りを果たしたイチローの像が来年加わる予定だ。

レジェンドたちの名前と比べると、さすがに大げさにも聞こえる。しかし、彼らでもたどり着けなかったワールドシリーズの舞台にポランコはマリナーズを導いてくれるのではないか。今の勝負強い打撃からは、そんな期待を抱かせる。

13日(日本時間14日)のア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS=7回戦制)の第2戦で、ポランコは主役となった。球団史上初のワールドシリーズ進出まで、早くもあと2勝だ。

3-3で迎えた五回、マリナーズの二塁手は勝ち越しの3ランをマークし2ケタ得点の口火を切った。さらに、ALCSの初戦での勝ち越し打、ALDS第5戦での決勝打と合わせて、ポランコは1974年以降、ポストシーズンで3試合連続の決勝打を記録した史上3人目の選手となった。過去にこれを達成したのは、2015年のエリック・ホズマー(ALCS第6戦&ワールドシリーズ第1、2戦)、そして2012年のデルモン・ヤング(ALCS第1〜4戦)だけだ。

さらにポランコは、これら3本すべての勝ち越し打を五回以降に放ったMLB史上初の選手となった。試合を決める、大きなプレッシャーのかかる局面で勝負強さを発揮している。

しかも、ALDS第2戦ではタリック・スクーバルから2本塁打を放っている。そのときポランコは右打席で、2年連続サイ・ヤング賞最有力の左腕を打ち砕いたのだ。

直近3試合とスクーバルからの1本目の本塁打を含めると、ポランコは今ポストシーズンで4度の勝ち越し打を記録。これはケン・グリフィーJr.と並び、球団史上単一ポストシーズン最多タイとなった。マリナーズにポストシーズンの歴史は多くないが、32歳の二塁手が、その歴史を2025年に塗り替えつつある。