ベネズエラ悲願の初優勝へ アルトゥーベ「決勝も現地で大声援を送る」

March 17th, 2026

ワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝で、ベネズエラ代表に「熱い熱い」声援を送る人物が観客席にいた。

それは。アストロズのオールスター二塁手、ホセ・アルトゥーベだ。

アルトゥーベは準決勝のベネズエラ対イタリア戦で、ベネズエラのユニフォームを着てバックネット裏の席から熱狂的に応援する姿がテレビに映った。その声援がチームに届き、ベネズエラは大会史上初の決勝進出を果たした。

決勝戦に向け、アルトゥーベは再びマイアミへ向かう予定で、「今夜も同じ席で応援するよ。試合の展開がどうであれ、仲間を全力でサポートする」と気合は十分。

アルトゥーべは、前回大会で負傷し、レギュラーシーズン序盤を欠場。今大会の出場を希望していたものの、保険の問題で参加は叶わなかった。それでも、チームへの思いは変わらず、応援に駆けつける予定だ。

「応援するのは本当に楽しかった。みんな本当にいいプレーをしているし、あの試合に出るときの雰囲気やアドレナリンの高まりはすごいんだ」

ベネズエラは、アストロズのベンチコーチで、16歳のときにアルトゥーベをスカウトしてプロ契約に導いたオマー・ロペスが指揮を執っている。アルトゥーベはロペスの下でのプレーを希望していたが、今は一ファンとして応援するのも悪くないと感じている。

「最初は『自分もここにいたらな』って思ったけれど、彼らのプレーを見ていると、足りないものは何もない。勝つために必要なものはすべて持っているし、今夜もきっとやってくれるはずだ」

アルトゥーベは、ベネズエラ出身選手の中でも屈指の実績を誇る。これまでに3度の首位打者、2017年のア・リーグMVP、2度のワールドシリーズ優勝、7度のシルバースラッガー賞、そして9度のオールスター選出を果たしている。

今シーズンを迎える時点で通算安打数は2,388安打でアストロズ球団史上2番目の記録をマーク。2,500安打まであと112安打と迫っており、名球会入りを果たしたクレイグ・ビジオと並んで、野球界でも名誉ある “3,000安打クラブ” 加入への道を歩んでいる。