アストロズのホセ・アルトゥーベ内野手が、左脇腹の肉離れから復帰し、アスレチックス戦で先発メンバーに名を連ねた。
アルトゥーベは5月16日、スイング中に左脇腹に鋭い痛みを感じて負傷。当初は「5~6週間はかかるかもしれない」と考え、復帰は7月以降になる可能性も覚悟していたが、予想を大きく上回るペースで回復した。
関係者は口をそろえて「彼は回復が早い」と話す。実際、2023年にも同様の負傷で約3週間離脱した後に復帰しており、今回も同じく約3週間でグラウンドに戻ってきた。
「もちろんうれしい。この3週間、本当に必死にリハビリに取り組んできた。僕は野球が好きだし、チームメートと一緒に戦うのも大好きなんだ。これからはシーズンを通して健康な状態でプレーし続けたい」と復帰を果たしたアルトゥーベは笑顔を見せた。
復帰にあたっては、マイナーでのリハビリ出場を選択しなかった。本拠地ダイキン・パークで実戦形式の打撃練習を行い、状態に問題がなかったことから、即戦力としてメジャーの試合に戻る決断を下した。
この日は「5番・二塁」で先発出場。アルトゥーベの復帰に伴い、ザック・デゼンゾ内野手は3Aシュガーランドへ降格となった。
離脱時には長期欠場も懸念されたが、チームの精神的支柱は予想を上回るスピードで戻ってきた。首位争いが続く中、アストロズにとってこれ以上ない補強となりそうだ。
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アストロズのジョー・エスパーダ監督は、アルトゥーベの復帰を歓迎した。
「彼は準備ができているし、健康な状態だ。そして、今のチームには彼が必要なんだ」と指揮官は語った。
「復帰してくれて本当にうれしい。打線の厚みが増すし、何よりチームのリーダーの一人が戻ってくる。アスレチックスとの重要なシリーズでもあるし、負傷していた選手たちが次々と戻ってきて、ようやくチーム全体が形になってきたように感じる」
アルトゥーベは5月16日のレンジャーズ戦で、先発右腕ジェイコブ・デグロムから先頭打者本塁打を放った。しかし、八回に併殺打を放った際に痛みを感じて途中交代。翌日にMRI検査を受け、18日に10日間の負傷者リスト入りとなった。
負傷時点では42試合に出場し、打率.245、4本塁打、12打点、出塁率.326、長打率.380を記録していた。
「今はチームを助けられる状態だと感じている。チームの力になりたい。きょうから連勝をスタートできればいいね」
長期離脱も覚悟していたベテランの復帰は、アストロズにとって打線だけでなくクラブハウスにも大きな追い風となりそうだ。
アルトゥーベが5月に負傷者リスト入りした際には、遊撃手のジェレミー・ペーニャがハムストリングの負傷から約5週間ぶりに復帰したばかりで、今季は主力二遊間がそろってプレーする機会がほとんどなかった。
さらにアストロズは、オールスター守護神のジョシュ・ヘイダーを負傷者リストから復帰させた。今季初めてアクティブロースター入りを果たし、3月末から離脱しているエース右腕ハンター・ブラウンも、来週中の先発ローテーション復帰が見込まれている。
主力選手たちが次々と戦列に戻り始めたことで、チームにはポストシーズン争いへ巻き返す期待が高まっている。
アストロズは週末時点で、ア・リーグ西地区首位のマリナーズに5.5ゲーム差、ワイルドカード圏内の2位枠にも3ゲーム差をつけられている。
それでもアルトゥーベは逆転進出を信じている。
「みんなが最高の状態に戻るために本当に一生懸命取り組んでいるし、僕自身もそうだ。全員が本来の力を発揮できれば、ここから巻き返せると思う。勝ち続けて、前を走るチームとの差を縮めていきたい」
長期離脱者が相次いだアストロズだが、ようやく戦力が整いつつある。主将格のアルトゥーベも戻り、シーズン終盤に向けた反攻の条件はそろい始めている。
