【オリオールズ4−6ブルージェイズ】カナダ・トロント/ロジャースセンター、6月6日(日本時間7日)
岡本和真(29)がカントリースタイルに染まった。あのブーツに注目してほしい。
日本人三塁手が本拠地連戦の初戦で打席に入った際、以前の登場曲であるサザンオールスターズの「希望の轍」は流れていなかった。代わりに、カントリー界のスターであるエラ・ラングレーの「Choosin’ Texas」が流れた。
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今季、球場に足を運んだファンであれば、すでにその曲を20回は耳にしているだろう。今年、ビルボード・ホット100で10週にわたって首位を獲得し、カントリーチャートでは27週間トップに君臨している。
あの女性はテキサス出身だ。その様子から分かる。
あの男は部屋中でツーステップを踊っている。
そして、顔に浮かぶ笑顔から判断すると、
私にできることは何もない。
ブルージェイズが勝利した後、新しい登場曲について聞かれると岡本は満面の笑みを浮かべ、クラブハウスの左壁に並ぶロッカーの列に視線を送った。そして、マイルス(ストロー)に聞いてほしい、と岡本は記者たちをうながした。
このクラブハウスでは、すべてがマイルス・ストロー(31)に行き着く傾向がある。
ストローはチームのまとめ役であり、あらゆる背景を持つチームメートから愛され、常に輪の中心にいる。まず、ストローは結果がすべてを物語っていると明確にしたいと考えている。岡本は直近3試合のすべてで複数安打を記録しており、ここ1カ月以上で最も良い状態を打席で維持している。
「あの曲で打ちまくっている」とストローは語った。
ブルージェイズの選手の多くは、6日(同7日)の夜にルーク・コムズ(カントリーミュージックのスター歌手)のコンサートへ行く途中だった。そのため、勝利後のクラブハウスには普段よりもカウボーイブーツやベルトのバックルが少し多くあった。
「私がこの曲の大ファンで、ファンも喜ぶと思って提案した」とストロー。「岡本自身も実際に気に入っていると言っていた。ここで試してみるつもり。これまでは、あの曲で打率6割くらい打っているはずだ」と誇らしげにその効果を語った。
筋が通っている。ストローは、他のチームメートと同様に、この2カ月余りで岡本をすっかり気に入っている。メディアやファンは岡本の個性の片鱗を垣間見ており、メジャーリーグの環境に慣れるにつれて、週を追うごとにその個性はさらに表に出ている。しかし、ブルージェイズの選手やコーチたちは、表に出ない場所ではさらに多くの素顔があると語り続けている。
「岡本と話し、交流する時間が最高に楽しい。本当に面白い」とストローは語った。「(通訳の大嶋)佑亮や加藤豪将(ベースボールオペレーション部門アシスタント)を交え、岡本と冗談を言い合う時間も楽しい。素晴らしい性格をの持ち主。あの姿を見てほしい」と良好なコミュニケーションを取っているようだ。
同じロッカーの列の奥では、岡本が終始ストローの様子をうかがい、満面の笑みを浮かべたまま自身のロッカーから顔をのぞかせていた。ブルージェイズに合流した春季キャンプの序盤、岡本は自身の性格を「とても真面目で…男前」と冗談交じりに表現していた。今や、岡本もすっかりカントリーボーイとなっている。
