ブルワーズ、ワールドシリーズ2勝0敗で主導権 4つのポイント:

6:25 AM UTC

【レイズ4−5ブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、10月24日(日本時間25日)

ワールドシリーズは2試合を終え、流れは明らかにブルワーズへ傾いている。

44年ぶりにミルウォーキーでワールドシリーズを戦うブルワーズは、本拠地の利を最大限に生かし、第2戦でレイズに勝利。シリーズ2勝0敗とした。

アメリカンファミリーフィールドから、試合直後の反応を届ける。

1. 逆転に強いブルワーズ、大舞台でも動じない

ドジャースとのナ・リーグ優勝決定シリーズで、ブルワーズは7回戦制のシリーズでビハインドを背負った4試合に勝利した11年ぶりのチームとなった。第4戦では4点差を逆転し、ワールドシリーズ進出を決めている。

こうした直近の実績を考えれば、ブルワーズが一回にレイズの失策も絡んだ4得点を許しても動じなかったのも不思議ではない。その裏に2点を返して点差を半分に縮め、その後も粘り続けた。六回にはサル・フレリック(26)が本塁打を放ち、ついに同点に追いついた。

再び劇的な勝利を飾ったブルワーズは、1996年のヤンキース、ラリー・モンキーで知られる2002年のエンゼルス、2005年のホワイトソックス、2022年のフィリーズに続き、1度のポストシーズンで4点差を複数回逆転した史上5球団目となった。さらに、先制を許した試合でポストシーズン6勝を挙げた史上2球団目でもある。

これは、もはや明確な傾向と言っていい。レギュラーシーズンを含め、ブルワーズは先制された試合で41勝37敗。コロナ禍の短縮シーズンだった2020年を除くと、こうした試合でシーズン勝ち越しを記録した直近のチームは2009年のヤンキースだった。そして、そのヤンキースは偶然とは思えないことにワールドシリーズを制覇している。

2. レイズ最大の強みが消えた

第2戦でレイズ最大の頼みは、通常より1日長い休養を取って登板したエース、ドリュー・ラスムッセン(31)だった。しかし、好投を続けてきた今ポストシーズンで制球が乱れ、先発登板として最短かつ最も内容の悪い投球となった。

第2戦へ向けたもう一つの強みは、主力リリーフ投手の多くをまだ温存していた一方、ブルワーズの主力救援陣とはすでに一度対戦していた点だった。しかし敗戦の中で、レイズはキャム・ブーザー(34)、ケビン・ケリー(28)、イアン・シーモア(27)を投入。ケリーは2日連続登板となった。守護神ブライアン・ベーカー(31)はまだ登板していないが、現時点ではわずかな救いにしかならない。

3. ウィリアム・コントレラス、早くもワールドシリーズMVP候補

ブルワーズが目標達成までまだ半分という前提はあるが、ここまでウィリアム・コントレラス(28)以上の働きをしている選手がいるだろうか。第1戦では2度の盗塁を阻止し、3度出塁して1打点。さらに投手陣を好リードし、9イニングを通して効果的な投球を引き出した。

第2戦でも2安打し、重要な本塁タッチプレーでアウトを奪った。六回、ビクター・メサJr.(25)の単打で、リーグでも特に足の遅いリアム・ヒックス(27)を本塁へ突入させたレイズの無理な判断を逃さなかった。

2試合を終え、コントレラスは4安打でジョナサン・アランダ(28)、ジャクソン・チューリオ(22)と並びワールドシリーズ最多。攻守のあらゆる面で試合に影響を与えている。ブルワーズ内では、コントレラスを称賛する声が尽きない。

4. フレディ・ペラルタは古巣を相手に踏ん張れるか?

トレード期限にレイズが獲得し、再生を図ったフレディ・ペラルタ(30)は、9月から10月にかけてさらに状態を上げ、今ではラスムッセンと並ぶエースと呼ぶにふさわしい存在となった。ニューヨークで苦しんだ時期はすでに遠い過去となり、直近10登板は7勝0敗、防御率0.89。ポストシーズンでは先発3試合とリリーフ1試合に登板している。

第3戦では、レイズのシーズンをつなぐためにも好投が求められる。相手は8シーズンを過ごした古巣だ。

「少し変な感じはする。自分が集中すべきことに集中しようとしている。第1戦前の練習でグラウンドに出た時も、ここにいる人たちやファンのみんなが声援を送ってくれて、僕の名前を叫んでくれた。昨夜ブルペンへ行った時も『今でも大好きだよ』と言ってくれた。すごいことだよ。ただ、プロとしてやるべきことをやって、自分の目標を理解しておかないといけない」

第3戦はセントピーターズバーグで行われるため、感情がそこまで高ぶらずに済む点もペラルタにはプラス材料だ。トロピカーナフィールドでは直近6先発で防御率1.10と非常に好成績を残している。

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