メッツの千賀滉大が、開幕5戦目となる3月31日(日本時間4月1日)の敵地カージナルス戦で先発する見込みとなった。
千賀は今季4年目で、ルーキーイヤーは12勝7敗(防御率2.98)という堂々とした成績を出したが、2024年の2月に右肩後部の関節包の張りと炎症により、負傷者リスト(IL)入りし、レギュラーシーズンの登板は1試合にとどまった。3年目の昨季は好調なスタートを切ったものの、6月にベースカバーに入った際に、右太もも裏を痛めてIL入り。7月に復帰を果たしたが制球力が安定せず、9月にマイナー降格するなど悔しい年になった。
今季は春季キャンプから順調に調整を進め、オープン戦3試合に登板。3月7日のカージナルス戦では2回2/3を投げ、50球で3安打(2本塁打を含む)2失点、2三振とまずまずの内容だったが、続く3月13日のマーリンズ戦では3イニング38球を投げ、無安打無失点、5三振と快投した。3月19日のアストロズ戦では4イニングで63球を投げ、3安打1四球4三振で無失点と着実に状態を上げている。
注目は球速だ。
カージナルス戦で平均96.7マイル(約155.7キロ)、最速98.9マイル(約159.2キロ)を計測。マーリンズ戦では最速98.6マイル(約158.7キロ)、アストロズ戦では最高97.3マイル(約156.5キロ)を記録した。またアストロズ戦では、武器のフォークボールやスイーパー、カットボール、スライダーなど変化球も絶好調で空振りを多く奪う投球を見せた。
メッツはオフにブルワーズからフレディ・ペラルタをトレードで獲得。さらにデービッド・ピーターソン、ノーラン・マクリーン、クレイ・ホームズ、ショーン・マナイアなど先発投手層は非常に厚い。
チームは当初、6人ローテーションの導入を視野に調整を進めてきたが、序盤10試合の間に複数のオフ日が組み込まれていることから、6人制では登板間隔の調整が難しく、開幕当初はマナイアを外す苦肉の策を選んだ。
千賀は順調な調整で、今季のメッツ先発陣に欠かせない存在として復活をアピールし、見事にローテーション入りを果たした。今季はケガなくシーズンを乗り切り、安定してローテーションを守ることが重要な課題となる。