「自分たちを信じるだけ」ドジャースに逆転勝利で地区首位キープ

3:59 AM UTC

ドジャース2-8ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、6月12日(日本時間13日)

6月、しかもシカゴのサウスサイドにもかかわらず、まるでプレーオフのような雰囲気の一戦となった。ここ最近好調だった佐々木朗希を捉え、シリーズ初戦を制した。

ホワイトソックスは、ワールドシリーズ連覇中のドジャース相手に、1-2とビハインドの五回に反撃。一挙7得点を奪い、試合を決めた。

ホームでは圧倒的で、8連勝とし、直近22試合では19勝3敗となっている。これで37勝31敗と、今季最多の貯金6として、ア・リーグ中地区でガーディアンズに0.5ゲーム差をつけたまま首位を維持している。球場のボルテージは試合前から全開。勝負強いのも納得の雰囲気を生み出している。

「ファンについては、いくら言っても足りない。信じられないくらい素晴らしい。試合を最高に楽しくしてくれる」と二塁手チェイス・メイドロスは語った。

「うちのファンは本当に信じられないくらい素晴らしい」と語るのは先発のアンソニー・ケイだ。この日は5回2失点で7三振、1四球と試合を作り、打線の反撃につなげた。

「自分が降板して、あの7得点のイニングになるまで、どれだけ大きな声援だったのか気づかなかった。ダグアウトで(ファンと)一緒に、あのイニングを見るのは最高だった。ファンが熱狂するのを見ていたよ」

本拠地での先発登板はこれで5連勝。中継ぎは完璧に近い投球でそれを支えた。ケイを含め、ブライアン・ハドソン、トレバー・リチャーズ、クリス・マーフィーは、最後のドジャース打者19人を連続で打ち取った。

だがやはり、この日のハイライトは佐々木とブレイク・トライネンを打線が崩した五回だろう。

ホワイトソックスは最初の打者4人が続けて出塁して反撃を開始。この日3安打を記録したミゲル・バルガスが勝ち越しの適時二塁打を放った。バルガスはドジャースでキャリアを始め、2024年のトレード期限に3チーム間トレードでホワイトソックスへ移籍した。

加入当初は打撃不振に苦しんだものの、今では打席に入るたびに本拠地では「MVP」のコールが起こる。2024年、ドジャースの一員としてチャンピオンリングを受け取ったバルガスは、そんな古巣を倒したいと思っていた。だが、それは決して古巣だからという訳ではない。

「もちろん、100%そうだ。でも、ドジャースだけを倒したいわけじゃない。全員に勝ちたいんだ。間違いなく、自分たちにとって重要なシリーズだ。昔のチームメートと競い合うのは、やっぱり楽しい」とバルガスは語った。

「彼は順調に伸びている。若い選手には時間がかかるものだ。ミギーは打つ能力がずっと高く、守備もかなり良くなった。コンディションもいい。本当にうれしく思っている」とドジャースのデーブ・ロバーツ監督もバルガスについて称えた。

五回、バルガスに続くように打線は躍動した。新人のブレイデン・モンゴメリーは押し出し四球を選び、メイドロスは2点適時打を放った。さらにトリスタン・ピーターズは、トライネンとの8球に及ぶ打席を、右翼への2点三塁打で制した。ピーターズの打席には観客からスタンディングオベーションが送られ、モンゴメリーの打席でもカウントが3-0になった時点で同じように大きな拍手が起こった。

この日3安打を記録したメイドロスは、これで12試合連続安打、22試合連続出塁と好調を維持している。ホワイトソックスファンに対し、このホームでのアドバンテージを保ち続けるために、力強く呼びかけた。

「来続けてほしい。本当に最高だから。自分たちは、ファンのことが大好きだし、これは本当に素晴らしい」とメイドロスは語った。

ウィル・ベナブル監督も同じようにファンを称えた。「本当に特別だったね。ファンを中心に、熱気がすごかった。間違いなく、最高の環境だったよ。彼らが球場に来てくれて、選手たちがそれに応えた。とてもエネルギーを持ってプレーしていたと思うし、当然ながら全員の貢献が特別だった。本当に素晴らしい雰囲気だった」

フィリーズとの敵地での試合、そして本拠地でのブレーブス、ドジャース戦を含む直近6試合で、ホワイトソックスは4勝2敗を記録しており、本拠地では3連勝中。ドジャースとの残り2戦を終えると、その後はヤンキースタジアムへ向かう。プレーオフ級のチームとの12連戦を勝ち越しで折り返している。

確かにこれは一種の試金石という見方もできる。だが、相手が誰かはホワイトソックスにとって重要ではない。大事なのは、自分たち自身だ。

「周りがどう思っているかは関係ない。自分たちは自分たちでいるし、それを信じている。大事なのはそれだけだし、自分たちはこれからも努力を続けていく。まだ道のりは長い。もっと良くならなければならない部分もある。ワクワクしているし、自分たちが今どこにいるかは分かっている。でも、まだまだ満足はしていない」とメイドロスは語った。

「チームとして、自分たちが何者なのかを分かっている。信じていない人たちがいるなら、これからも見せ続けるだけだ」とケイは力強く語った。