バルガス6打点で今季初勝利 家族の前でキャリア最高の活躍

村上は1安打で4戦連発はならず

March 31st, 2026

ホワイトソックス9-4マーリンズ】マイアミ/ローンデポパーク、3月30日(日本時間31日)

満塁ホームランを含む6打点を挙げ、ホワイトソックスを今季初勝利に導いたキューバ出身のミゲル・バルガスにとって、この日の会場、マイアミは特別な地だ。

「家族がここに来てくれていたことが大きなモチベーションになったし、その家族に喜んでもらって、楽しんでもらえたのは特別な瞬間だった」

その家族の前で、キャリア最高の一夜を過ごした。

トリスタン・ピーターズ、エバーソン・ペレイラ、ルイスアンヘル・アクーニャが出塁して満塁。三回にも安打にしたチェンジアップを捉え、打球速度105.5マイル(約170キロ)、飛距離402フィート(約123メートル)の満塁本塁打を左翼へ放った。これが今季第1号となった。

マーリンズが低め外角のスイーパーに対するABSチャレンジに失敗したことが、満塁でも落ち着いて打席に入る助けになったとバルガスは振り返った。

「良い球を待って得点につなげようとしていた。(パダックの)チェンジアップは良かったけど、真ん中に入ってきたのは運が良かった」

ウィル・ベナブル監督は「いつも通りプレーを楽しんでいたが、今日はゾーンをしっかりコントロールし、大きな一打も生まれて素晴らしいパフォーマンスだった」と評価した。

ホワイトソックスはコルソン・モンゴメリーが前日のブルワーズ戦で満塁本塁打を放っており、球団史上4度目となる2試合連続満塁本塁打を記録。2006年6月以来の出来事となった。

ホワイトソックスはブルワーズに3連敗し、29-10と19点差をつけられていたシリーズからの立て直しを図っていた。一方マーリンズはロッキーズをスイープした勢いのまま本拠地に戻ってきた。

対照的な週末を過ごした両チームの対戦。流れが変わったのが三回だ。

前日に複数安打を記録していたペレイラが二塁打で出塁。エドガー・ケロのゴロで三塁へ進み、アクーニャが三振した後、2死三塁でバルガスが打席へ。初球を捉えて適時打を放ち、先制点を挙げた。

その後、メジャー最初の3試合すべてで本塁打を放った村上が安打でつなぐと、ヘイズが右翼へ3ランを放って4-0と一気にリードを広げた。村上は4試合連続本塁打とはならず、5打数1安打となった。

ホワイトソックスの先発デービス・マーティンは、四回にヒックスの2ラン、五回にマーシーの適時打で3失点を喫したが、5回6三振で試合を作ると、後をついだショーン・ニューカムが2回2/3を投げて1失点、5三振と好投した。

「ストライクとアウトが必要だったし、ブルペンにも余裕がなかった。デービスが良いスタートをしてくれて本当に助かった。ニューカムも素晴らしく、長いイニングを投げてくれたのは大きかった」とベナブル監督は語った。

バルガスはまだ終わらなかった。

六回には犠飛を放ち、この日6打点目。二盗、三盗を決めていたアクーニャが生還し、キャリア最高の活躍となった。

「キューバ出身選手には強い伝統と歴史がある。ここマイアミでそれを代表できるのは光栄だ」とバルガスは語った。

ホワイトソックス選手による6打点は2021年7月31日のセビー・サバラ以来。バルガスにとって特別な場所で、忘れられない一戦となった。