【エンゼルス4-3マーリンズ】マイアミ/ローンデポパーク 8月7日(日本時間8日)
「メジャーのクラブハウスにいられることを当たり前だと思ったことはない」
誕生日に大きな一発は、マイク・トラウトにとって、もはや恒例の光景になりつつある。
エンゼルスのトラウトが7日、35歳の誕生日にマーリンズ戦で今季19号ソロを放った。初回、1死からマーリンズ先発タイラー・フィリップスの96.8マイル(約155.8キロ)の速球を捉えると、打球は左中間スタンドへ。スタットキャストによる推定飛距離は400フィート(約122メートル)だった。
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自身への誕生日プレゼントとなった一発については、「かなりいいね。12試合か20試合くらい本塁打が出ていなかったから、ようやく1本出てよかった」と振り返った。
この日の一発は、トラウトにとって通算423本目の本塁打。さらに誕生日に放った本塁打は通算6本目となり、アレックス・ロドリゲス、マーク・レイノルズと並んで歴代最多となった。
しかも、トラウトは誕生日に本塁打を放ったシーズンが6度。2012、13、15、17、20、26年で、メジャー史上初めて6シーズンで誕生日本塁打を記録した選手となった。2021年から24年は負傷のため、誕生日に試合へ出場していなかった。
「知らなかった。長くプレーしていると、こういうことも起きる。同じように名前が挙がるのは特別だね」とトラウトは笑顔を見せたトラウト。
この日は本塁打だけではなかった。
四回にマーリンズに同点にされ、六回に勝ち越しを許したエンゼルスは、七回に再び試合をひっくり返した。
先頭のジョシュ・ロウが四球で出塁。犠牲バントと内野ゴロで三塁まで進むと、トラウトの打球が投手ジョシュ・エクネスのグラブの下を抜ける失策を誘った。打球速度は56.7マイル(約91.2キロ)と決して強い当たりではなかったが、トラウトは一塁への送球をかわして出塁。ロウが生還し、2―2の同点に。
さらに、地元出身のノーラン・シャニュエルが今季7号となる2ランで勝ち越した。
シャニュエルは「友人や家族、地元のファンの前で打てたのは最高だった。そして、マイクがいつものようにやってくれた」とトラウトのプレーにも言及。「プレーオフ争いをしているチームを相手に勝てた。今は相手のポストシーズン進出を邪魔する立場だけど、それも楽しい」と話した。
エンゼルスは九回、最後のピンチを守り切った。左翼のホセ・シリがハビエル・サノハの二塁打で本塁を狙ったレオ・ヒメネスを本塁で刺し、試合終了。リプレー検証でも判定は覆らなかった。
「シリがどこを守っているか分かっていたので、本塁でプレーになる可能性はあると思っていた。完璧だった」とカート・スズキ監督はシリの送球と捕手のタッチを称えた。
トラウトは誕生日の試合で通算31打数10安打、打率.323、6本塁打。さらに、エリアス・スポーツによると、21歳以下と35歳以上の両方で誕生日に本塁打を放った選手は、テッド・ウィリアムズ、ロドリゲスに続いて史上3人目。
35歳の誕生日を自らのバットで飾ったトラウト。カート・スズキ監督は「彼がしっかり捉えたり、強い打球を飛ばしたりする姿は、いつ見ても美しい。メジャーに来た頃から変わらないスイングだ」と話し、「明日も、明後日も誕生日だったらいいのに」と冗談を交えて笑った。
