ホワイトソックスの村上宗隆は、主砲としての実力に匹敵するほどの人格者としてクラブハウス内で語られている。
3日(日本時間4日)時点でメジャートップタイの13本塁打を記録していることを考えれば、それがいかに大きな意味を持つかがわかるはずだ。
1日(日本2日)勝利後、本塁打を放った村上は、アメリカと日本のメディアに対して15分間の取材対応を行った。その後すぐにシャワーやホテルへの移動に向かうのではなく、クラブハウスに来ていた5歳のジェットと3歳のボード・ベッカム兄弟と交流した。
「子どもたちのために2、3分、時間を作ってくれたんだ。背番号5がホームランを打ったことを知っていて、ハイタッチしたがっていたからね。あれが彼の人柄を物語っている」と父のゴードン・ベッカム氏はMLB.comに語った。元ホワイトソックスの内野手で現在は解説も務めている。
「きっと疲れているだろうし、この1カ月半ずっと同じような対応をしているはずなのに、それでもやってくれる。本当に特別な存在だ。“特別”という言葉がぴったりだよ」
村上は子どもたちの目線に合わせてしゃがみ込み、会話を楽しんだ。最後はジェットとボードが望んでいたハイタッチで締めくくられた。
今回のサンディエゴ遠征では、30日のオフ日に村上が寿司ディナーを企画し、コルソン・モンゴメリー、チェイス・マイドロス、ショーン・バーク、ノア・シュルツ、サム・アントナッチ、マイク・バシアル、通訳の八木賢造ら10〜11人が参加した。バークによれば、料理はおまかせ形式で、出てくるものはすべて試していたという。
「美味しかったし、面白い経験だった。一番変わっていたのは…たぶんエビなんだけど、殻ごと揚げてあって、それだけは食べられなかった。ムネ(村上)は殻ごと全部かじっていたんだ」とバークは語った。
「『これ全部食べられるの?』って聞いたら、『うん』って。自分も一口食べたけど無理だった。それ以外は本当にすごく良かったよ」
その食事会での盛り上がりは、1日に2人が本塁打を放った際の特別なハンドシェイクにもつながった。
「自分にはちょっと魚が多すぎたかな。でもすごく良かったよ。彼が『ここで食事しよう』って言ってくれて、本格的な日本料理の店だった」とモンゴメリーは笑いながら語った。
「そういう一面を知ってもらえて良かった。普段から自分たちは見ているけど、フィールドでの活躍に少し隠れてしまっている部分でもある。初日から彼は素晴らしいチームメートで、仲間との関わり方、ミーティングやクラブハウスでのリーダーシップ、本当に特別な存在だ」とウィル・ベナブル監督は語った。
ベッカム、ベナブル監督も「特別」という言葉を使った。その言葉通り、ホワイトソックスは少なくとも5月最初の週末時点で、特別なチームへと成長しつつある。そして、その中心には多くの面で村上がいる。もちろん、最も重要なのは彼の野球選手としての実力だ。
「昨年はムネのようにスタンドに運べる打者がいなかったから、全員にプレッシャーがかかっていた。今は打席に入るときに『いい球を待って、いい打席を作って、出塁しよう』と考えられる。その後ろには、ギャップにも運べるし、フェンスも越えられる打者がいるんだからね」とモンゴメリーは語った。
