ジャイアンツがドラフト3巡目でバリー・ボンズの甥ペイトンを指名

July 12th, 2026

ジャイアンツは11日(日本時間12日)、MLBドラフト1日目に伝説的な野球一家の血筋を引くなじみ深い選手、ペイトン・ボンズ(20)を指名した。

名前の通り、バリー・ボンズ(61)やボビー・ボンズの親族だ。ペイトンはバリーの甥(おい)、ボビーの孫でプロで11年間プレーしたボビー・ボンズ・ジュニア(56)を父に持つ。3巡目、全体90位で指名された20歳のペイトンは、身長6フィート5インチ(約196センチ)、体重230ポンド(約104キロ)を誇り、現役時代の父や叔父(おじ)らを上回る大きな体格を備えている。

ジャイアンツのトニー・バイテロ監督(47)は「ボンズという名前の選手を獲得して、興奮しないほうがおかしい」と口にした。

さらに「最初に見た時、あるいはスカウト部門であっても、誰もが体格や技術に目を奪われると思う。しかし、私の限られた知識から、映像を見たり少し調べた限りでは、試合に対する信じられないほどの直感を持っているように見える。その点を実際にみることがきるのもうれしい」と期待を寄せる。

ペイトンは打撃力がある。今季ラトガース大では右打者として36試合に出場し、打率.352、出塁率.436、長打率.535(OPS .971)、6本塁打を記録した。しかし、4月に太もも裏を負傷し、出場機会が減少した。打撃に対する優れた感覚を持ち、十分なバットスピードと高い打球速度を記録している。

ボンズは走力は平均的なスピードだが、守備に優れた中堅手でMLBパイプラインは上のレベルでも同ポジションに定着すると予測している。昨季、ラトガース大で2025年のドラフト3巡目指名を受けたトレバー・コーエン(ジャイアンツの有望株ランキング8位)とともにプレーしており、ジャイアンツは以前から注目していた。

ジャイアンツのアマチュアスカウト部門シニアディレクターを務めるマイケル・ホームズ氏は「能力と将来性を評価して指名した」と語る。

さらに「本当に独自の才能を持っている。非常に力強く、運動能力が高く、打球速度が極めて速い。打球角度を少し上げるためにスイングの改善点があると考えている。ダイヤモンドの中央、つまり中堅手として運動能力の高い選手を獲得でき、なおかつ強い打球を打てるのであれば、非常に優れた土台となる。ボンズという名前ではなく、ペイトン・ボンズ自身の実力がジャイアンツへの入団を決定づけた」と評価する。

ボンズは打席で結果を残しているが、一族を象徴するパワー(叔父は歴代最多の762本塁打を放ち、祖父自身も332本塁打)は、まだ完全には発揮されていない。バリー・ボンズはメジャーでの22シーズンのうち15シーズンをジャイアンツで過ごし、586本塁打を放った。

今季のドラフト有望株ランキングでペイトンを81位と評価したMLBパイプラインは、「上のレベルでバットの軌道を調整すれば、さらに能力を引き出せる可能性がある」と分析する。

血筋と野球に対する情熱を備えるペイトン・ボンズは、近い将来メジャーリーグの舞台でボンズ家の系譜を受け継ぐ可能性がある。