レイズ、ワールドシリーズ第1戦はラスムッセンではなくマルティネスを先発起用

October 22nd, 2026

レイズには、ワールドシリーズの先発ローテーションを組むうえで複数の選択肢があった。ブルワーズほど休養期間に余裕はないものの、ア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)を6試合で終えたことで、ローテーション編成に柔軟性が生まれた。

レイズはエースのドリュー・ラスムッセン(31)ではなく、投手陣を支えるベテラン右腕ニック・マルティネス(36)を23日夜(日本時間24日)のワールドシリーズ第1戦に先発させる。アメリカンファミリーフィールドで、ブルワーズのエース、ジェイコブ・ミジオロウスキー(24)と投げ合う。

この起用により、ラスムッセンにはさらに1日の休養を与え、第2戦に先発させられる。元ブルワーズのフレディ・ペラルタ(30)は、26日(同27日)にトロピカーナフィールドで行われる第3戦の先発が見込まれる。

マルティネスは、2008年のスコット・カズミアー(42)、2020年のタイラー・グラスノー(33)に続き、球団史上3人目のワールドシリーズ第1戦先発投手となる。ナ・リーグ王者ブルワーズ、そして剛腕ミジオロウスキーとの対戦は厳しいものになる。それでもレイズには、マルティネスを先発マウンドへ送る十分な理由がある。

まず、今季マルティネスが先発した試合でチームは24勝9敗。レギュラーシーズンでは31試合に先発して180回を投げ、防御率3.10とア・リーグでも屈指の安定感を誇った。2014年に始まったメジャー生活で初めてオールスターにも選出された。

ポストシーズンでも、先発した試合では変わらぬ安定感を発揮している。ヤンキースとのア・リーグ地区シリーズ(ALDS)第3戦、ガーディアンズとのALCS第4戦で計9回を投げ、7安打、3四球、3失点に抑えた。

さらに今季は敵地で好成績を残している。ポストシーズンの2登板はいずれもトロピカーナフィールド以外で、レギュラーシーズンも敵地16先発で防御率2.38。本拠地での防御率3.90を大きく上回る成績だった。

打者をなかなか打ち取れない異例のスプリングトレーニングを経て、マルティネスは3月30日(同31日)、アメリカンファミリーフィールドでレイズ移籍後初先発。ブルワーズを6回2失点に抑え、レイズは3-2で勝利した。この3連戦でレイズが挙げた唯一の白星だった。

ラスムッセンの登板を1日後ろへずらすことで、第2戦には中5日で臨める。レギュラーシーズンでは23先発が中5日以上でポストシーズンの3登板もすべて同様。クリーブランドで予定されていた第4戦が延期された影響もあり、毎回通常より長い休養を取ってマウンドに上がっている。

一方、ペラルタはトロピカーナフィールドの屋内環境で特に好成績を残している。ミルウォーキーでも屋根を閉じた環境なら、その球威を同様に発揮できると考えられる。それでも、トレード期限にレイズへ加入して以降、トロピカーナフィールドで7試合に先発して防御率1.45という数字は無視できない。

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