【パドレス9-3オリオールズ】ボルティモア/オリオールパーク、6月13日(日本時間14日)
ガナー・ヘンダーソンへの死球は故意だったのか。
試合後、メディアの注目はこの一点に集まった。九回2死の場面で、パドレスのロン・マリナッチオが、オリオールズの主砲に死球を与えると、審判団の協議の末、右腕は退場処分を受けた。
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これに対して、パドレスのクレイグ・スタメン監督は三塁側ダグアウトから怒りをあらわにして飛び出した。長く抗議した末に、二塁塁審のクリス・コンロイから退場を宣告された。
事の発端は、五回まで遡る。パドレスの遊撃手ザンダー・ボガーツが、オリオールズの新人右腕トレイ・ギブソンのこの日最後の一球となった93球目を頭部に受けた。ギブソンは制球に苦しんでいたことが明らかだった。スタメン監督は、その1イニング後「首の後ろあたりに少しけいれんがある」ためにボガーツは途中交代したと説明した。
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それもあり、ヘンダーソンは、自分への死球が故意だったと考えていた。七回には、右腕ブラッドグリー・ロドリゲスの最初の2球が大きく内角に来て、どうにかして避けていた。
「前の打席で相手には2度の機会があって、そこで外した。だから、それで終わりのはずだと思っていた。こちらは相手の選手にぶつけてしまった。もちろん狙ったわけではない。でも、起きたことは起きたことだ。やり返す機会はあって、相手はそれをやって、外した。だから、それで終わりのはずだった」とヘンダーソンは語った。
マリナッチオもスタメンも、故意ではなかったと説明した。前日のシリーズ初戦でキャリア通算100号を放ったヘンダーソンに対して内角を攻める戦略だったと説明した。
「彼は素晴らしい打者だ。ああいう打者には、時には居心地を悪くしなければならない。あの場面では速球が少し引っかかりすぎた。その前に何人かが内角を攻めていたから、見え方としては理解できる。でも警告は出ていなかった」とマリナッチオは語った。
「我々はヘンダーソンの内角を攻める必要がある。腕を伸ばして打たせたら、昨日と同じ結果になる。内角を投げることも、投球の一部だ。プレートと体の間に投げて、それが彼に当たった。なぜマリナッチオを退場にしたのか分からない。おそらくボガーツが当てられたからなのだろう。でも、あれほど早く判断されたのは悔しい」とスタメンは付け加えた。
オリオールズのクレイグ・アルバーナズ監督は、ヘンダーソンが93.9マイル(約151.1キロ)の速球を臀部に受けた後、無事を確認するためにグラウンドへ出てきた。24歳の主砲は問題なく一塁へ歩いて向かい、その後も試合に残った。
アルバーナズは、それが故意だったと思うかどうかについては明言しなかったが、対応は問題なかったと考えていた。
「トレイがボガーツの頭部に当てて、相手のダグアウトはまったく納得していなかった。もちろん、あれは間違いなく故意ではなかった。手から抜けたツーシームだった。彼らが怒る理由は分かる。ボールが頭に当たり、彼は試合を退かなければならなかった。ガナーへの球が故意だったと言っているわけではないが、正しい形で処理されたと思う」とアルバーナズは語った。
一方で、スタメンは怒りをあらわにしていた。マリナッチオが退場になったこと、そして最後のアウトを取るために左腕エイドリアン・モレホンを投入しなければならなかったことに納得していなかった。
「彼らは間違いなく、マリナッチオが故意にやったと思っていた。自分の理解や見方はそうではなかった。それが自分が出て行って抗議した理由だ。退場に値するとは思わなかった。全員に警告を出すだけなら問題なかった。それならわれわれも納得して、そこから先へ進めた」とスタメンは語った。
時には、こうした状況が翌日に持ち越されることもある。パドレスとオリオールズは翌14日(日本時間15日)に3連戦の勝ち越しを懸けた一戦を戦う。右腕ウォーカー・ビューラーと左腕トレバー・ロジャースが先発で投げ合う。
これで終わったのか。そこは見てみなければ分からない。ただ、ヘンダーソンがこの出来事に意図があったと考えていたことは明らかだった。一方で、パドレス側の人々はそうではなかったと話している。
「たぶん、やり返そうとしていたんだと思う。だから、これでおあいこだね」とヘンダーソンは語った。
