左腕ニューカムが地区シリーズ第3戦先発へ ホワイトソックス、変則継投で突破目指す

October 6th, 2026

今ポストシーズン、ホワイトソックスの投手起用は常識にとらわれない。それでも、ここまでは完璧に機能しており、方針を変える理由は見当たらない。

その方針は、7日(日本時間8日)のア・リーグ地区シリーズ第3戦でも続く。左腕ショーン・ニューカム(33)がオープナーを務める。5日(同6日)の第2戦では、ガーディアンズに4-3で勝利した試合で救援登板し、2イニングを投げた。

ニューカム以降の投手起用は現在も検討中。ガーディアンズ打線の上位には左打者が多く、左腕ニューカムを最初にぶつける狙いがある。

ウィル・ベナブル監督(43)は、第1、2戦とは異なる救援投手を起用する可能性にも言及した。シリーズでは第3戦後に初めて休養日がなく、翌8日(同9日)にも第4戦が予定されているためだ。

「明日はショーン・ニューカムを先発させます。現在登板している投手たちの状態を確認しながら起用法を検討しています。これまでの登板状況を踏まえると、第3戦後に休養日がないため、誰が登板可能か、どういう投手起用になるかという点で第1、2戦とは違ってくると考えています」

MLBの最新ニュースを見逃さない!

メジャー10年目のショーン・ニューカム(33)は今季、防御率3.09と好成績を残し、90回1/3で84三振。右打者、左打者のどちらに対しても、安定した投球を続けた。

5日(同6日)のガーディアンズ戦でも2回無失点、3三振と好投。自身の送球エラーで2点を失う場面はあった。それ以外では、オープナーのアンソニー・ケイ(31)から、複数回を任されたショーン・バーク(26)へつなぐ役割を着実に担った。

ニューカムにとってポストシーズン通算9度目の登板となる。通算11回1/3で防御率2.38。先発は今回が2度目で、ブレーブス時代の2018年ナ・リーグ地区シリーズ第3戦以来となる。

ホワイトソックスは1906年以来、120年ぶりとなる本拠地でのシリーズ突破を目指す。レートフィールドは熱狂的な雰囲気に包まれると予想され、ニューカムも投手陣の先陣を切る登板を楽しみにしている。好投を続ける仲間の存在も、緊張を和らげてくれるという。

「普段の登板と同じですけど、少し気持ちは高ぶります。でも、ブルペンのみんなが好調な状態でここに来ているので、全員にとってやりやすくなっています」

ニューカムの後には、今シリーズでまだ登板していない左腕ノア・シュルツ(23)、右腕デービス・マーティン(29)、エリック・フェディ(33)、デービッド・サンドリン(25)らを起用する可能性がある。ただし、継投策は試合展開、とりわけリードしているかどうかで大きく変わる。

左腕ヘイゲン・スミス(23)は「秘密兵器」とも言える存在で、第1戦では先発して2回2/3を無失点。守護神グラント・テイラー(24)も圧巻の投球を続け、第1戦では4イニングを投げてセーブを挙げ、第2戦でも1回1/3を投げて、1点差を守った。

リードして終盤を迎えれば、シカゴはスミス、テイラーを投入し、2005年以来となるア・リーグ優勝決定シリーズ進出を狙う可能性が高い。速球派右腕ジョーダン・ヒックス(30)も今ポストシーズンは4回無失点と好投しており、重要な場面での起用候補に入る。

再び総力戦となる。ここまでの結果を考えれば、この投手起用を続ける理由は十分にある。ポストシーズン4試合で投手陣は計36回を投げ、防御率1.75、43三振を記録している。

テイラーは語った。

「普段は先発している投手が2イニングを投げたり、1アウトだけ取ったり、いろいろな役割を担っています。ブルペンにいる全員がチームに必要な仕事をする準備をしていますし、ここ4試合はそれをかなりうまくできています。このやり方を続けられるか、疑う必要はないと思います」

ホワイトソックスのクリス・ゲッツGM(43)は、先発と救援の境界が曖昧になっている今ポストシーズンで、投手陣が変則的な起用法を受け入れている姿勢を高く評価した。

役割や登板リズムが固定されない中で安定した投球の継続は簡単ではない。それでもシカゴの投手陣は、柔軟な起用と前向きな姿勢があれば機能することを結果で示している。

ゲッツGMは語った。

「この総力戦の投手起用を私たちだけでなく、選手たちも信じて全面的に受け入れています。だから、その点で摩擦はまったくありません。彼らは自分よりチームを優先する野球をしています」