巻き返しを必要としているカブスの3選手に鈴木誠也と今永昇太

June 8th, 2026

この記事はジョーダン・バスティアン記者のカブス情報ニュースレターから抜粋されたものであり、今回はMLB公式サイトのブレント・マグワイア記者が代筆している。ニュースレターの全文を読むにはこちらをクリック。また、定期購読を登録すれば、ニュースレターを定期的に受け取ることができる(英文)。

2026年のカブスの歩みは波乱に満ちている。

今季序盤、カブスはシーズン40試合目の勝敗が決まる前に10連勝以上を2度記録したMLB史上5番目のチームとなった。その直後、カブスは10連敗を喫した。チーム単位でこれほど激しい変動が起きているため、何人かの選手が不安定なシーズン序盤を過ごしている。

それを踏まえ、キャリアの平均を下回る成績となっている3人のカブスの選手とかつての水準への復調がカブスのシーズンをどう左右するかを紹介する。

鈴木誠也、外野手(31)

2026年成績:51試合出場、OPS.757、9本塁打、fWAR1.1

まずは鈴木の楽観的な見方から始めよう。31歳の外野手は、優れた長打力(長打率.468)と四球を選ぶ能力(10.4パーセント)もあり、キャリア通算でOPS.813を記録している。2023年から2025年までの各年で、鈴木はOPS.800以上と20本塁打以上、2025年にはキャリアハイの32本塁打を放った。そして今季は打席でスロースタートにもかかわらず、長打力と選球眼により、依然として平均以上の打撃成績を維持している。

悲観的な見方をすれば、鈴木は昨季後半から本来の調子を取り戻していない。昨季のオールスター以降の110試合でOPSはキャリア平均を大きく下回るOPS.721となっている。この間、鈴木の数字の低下を裏付ける基礎データも多く存在している。今季はバレル率、ハードヒット率、平均打球速度が大幅に低下している。

朗報として、鈴木は最近復調の兆候を示している。6日(日本時間7日)まで4試合連続安打を記録し、その間に2本塁打、3四球を記録した。

ダンズビー・スワンソン、遊撃手(32)

2026年成績:62試合出場、OPS.606、7本塁打、fWAR1.1

スワンソンは主に、重要なポジションでリーグ平均レベルの打撃と最高峰の守備で活躍してきた。ほとんどの年において、球界屈指の守備力とOPS.700台を計算できる存在。今季も守備は依然として最高峰であるものの、打席では完全に底が抜けた状態となっている。

32歳の同内野手は打率.180、出塁率.285、長打率.322、OPS.606と苦戦しており、すべての指標がキャリアワーストの数字だ。守備が引き続き優れているため、依然としてレギュラーとして通用する選手だが、打席では懸念される傾向が出ている。最大の懸念材料として、スワンソンのバレル率が6日(同7日)の時点で7.2パーセントに低下しており、2018年以来最悪の数字となっている。

規定打席到達者の中でワースト10に入るOPSを記録している現状は、カブスにとっても理想的な結果ではない。

今永昇太、左投手(31)

2026年成績:76回、防御率4.74、FIP4.93、fWAR0.4

今季序盤の今永は素晴らしく、54回1/3で59三振を奪い、被本塁打をわずか5本に抑えて防御率2.32を記録した。これで2025年の懸念は払拭されたかに思われたが、その後、今永はキャリアで最も苦しい時期の1つを経験することになった。

直近の4先発で、今永は21回2/3を投げて26失点(すべて自責点)を喫し、防御率10.80となっている。対戦した97打者でわずか15奪三振にとどまり、アスレチックスとの直近の登板での4本塁打を含む12本塁打を浴びている。昨季、空振り奪取率の低下と被本塁打の増加が悩みの種となっていた点を踏まえると、今永の現状は特に懸念される。

フライボールの多い今永の傾向は被本塁打の増加を招きやすいため、こうした浮き沈みは同投手のキャリアにおいて避けられないかもしれない。しかし、空振りを奪う能力における不安定さに直面している現状において、同投手の全体像は少し不確実なものとなっている。