崖っぷちで2ヶ月ぶりの一打、感情を爆発させた大谷の3ラン

October 16th, 2026

大谷翔平が久しぶりに、登場曲とシンクロしたスイングを見せた。約2カ月ぶりの本塁打となる打球を見送る姿は、まさに「Feeling Good」だった。

ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦で、敗退の瀬戸際に立つ中、大谷は、これ以上ないタイミングで今ポストシーズン初本塁打を放った。元チームメートのダスティン・メイから放った3ランが、二回の4得点につながった。

大谷の本塁打は8月18日以来。レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせ、自己最長となっていた115打席連続本塁打なしに終止符を打った。この間、この日の試合前までに挙げた打点も、わずか1だった。

1年前、2025年のNLCS第4戦では、3本塁打、10奪三振という圧巻のプレーをみせ、ほぼ独力でシリーズ4勝目を挙げた。今年は逆に4連敗での敗退を避けようとするドジャースを勢いづけるような一打となった。

負ければシーズンが終わる第4戦で、大谷は今ポストシーズン初めて1番に戻った。不振は深刻で、第3戦では6番まで打順が下がっていた。少なくとも6月から右上腕二頭筋と左膝の負傷を抱えており、その第3戦では休ませることも球団は検討していた。

だが、大谷は出場できる状態にあり、打撃でも何かをつかみかけていると「強く主張した」と、デーブ・ロバーツ監督は語った。第3戦では重要な四球を選び、打球速度113.5マイル(約182.7キロ)の単打も放った。6月20日以降で最も強い打球だった。これが、ロバーツ監督が第4戦で再び1番に据える理由となった。

初回、マイケル・ブーブレの「Feeling Good」が流れた打席では、ブルワーズのオープナー、シェーン・ドロハンを相手に空振り三振に倒れた。それでも二回、走者2人を置いた2死の場面で大仕事をやってのけた。メイが1-1から投じたカットボールを捉え、右翼へ運んだ。Statcastによる推定飛距離は428フィート(約130.5メートル)、打球速度は113.1マイル(約182キロ)だった。