シーズン終了の危機に立つドジャースが、原点へ戻った。
ドジャースは15日夜(日本時間16日)、ドジャースタジアムでブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦を迎え、大谷翔平(32)を今ポストシーズン初めて1番に起用した。
0勝3敗と後がない中、打線を組み替えた。シーズンをつなぎ、ワールドシリーズ3連覇への挑戦を続けるためにも、絶対に勝利が必要な一戦となる。
大谷は優勝決定シリーズ第3戦で6番に打順が変更され、不振が続くスミスも7番に入った。それでも六回、2人がドジャース唯一の得点につながる攻撃に貢献。大谷が四球を選んで満塁とし、スミスが左中間フェンス直撃の2点二塁打を放った。さらに八回、大谷は113.5マイル(約183キロ)の強烈な単打を放った。6月20日(同21日)以降では自身最速の打球だった。
大谷とスミスが重要な打席で結果を残したことに加え、舞台裏で続けてきた取り組みも、ロバーツ監督が第4戦で2人の打順を上げる判断につながった。
「今季ずっとやってきた打線に戻すこと、そして最近の攻撃の状態を考えました。少し打線を組み替える必要があると判断しました」
試合前会見でロバーツ監督は説明した。
スタメンは以下の通り。
- 大谷翔平(32)、DH
- ムーキー・ベッツ(34)、遊撃
- フレディ・フリーマン(37)、一塁
- ウィル・スミス(31)、捕手
- カイル・タッカー(29)、右翼
- テオスカー・ヘルナンデス(34)、左翼
- ミゲル・ロハス(37)、二塁
- アンディ・パヘス(25)、中堅
- キケ・ヘルナンデス(35)、三塁
ドジャースは、7回戦制のポストシーズンシリーズで0勝3敗から逆転した史上2チーム目を目指す。この状況に追い込まれた過去42チームで、4連勝してシリーズを制した例は、ロバーツ監督が所属した2004年のレッドソックスだけ。32度は4連敗で決着している。
ロバーツ監督が選手たちに求める意識は、第4戦の勝利だけに集中することだ。4試合連続で勝たなければならないという大きな状況を考えず、一球、一回、一日ずつ勝ち抜く。シーズンが続く限り、その姿勢を貫くよう求めている。
大谷を1番へ戻すことで、ロバーツ監督は勝利へ向けた最善の打線になると期待する。大谷は今ポストシーズン7試合で22打数4安打、打率.182、長打0、7三振、4四球。右上腕二頭筋と左膝に問題を抱える中、第3戦ではスタメンから外す案も話し合われた。それでも大谷は出場できる状態だと強く主張し、打撃も修正まであと少しという感触を示していた。
大谷を1番に戻した判断には2つの理由がある。第3戦の打席と試合外で続けてきた取り組みから、ロバーツ監督が復調への手応えを得た。そして、ドジャースの今季がこの一戦で終わる可能性もある中、球界を代表する才能を信じ、大谷に打線を引っ張ってもらいたいという思いもあった。
「もちろん、そういう考えもありました。ただ、こちらが信じて起用したいと思えるだけの材料を選手自身も示す必要があります。2日前は午後9時まで球場に残って練習していましたし、昨日の打席内容も良かった。そうしたすべてを考え、1番に戻すべきだと判断しました」
ロバーツ監督は大谷への信頼を強調した。
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