【ホワイトソックス 3−4 タイガース】デトロイト/コメリカパーク 6月19日(日本時間20日)
約2カ月ぶりにエースが復帰登板を果たした。
五回2死満塁のピンチで、タリック・スクーバルはギアを一段上げた。コルソン・モンゴメリーを空振り三振に仕留め、1失点で切り抜けると、左腕はホワイトソックスのベンチに向かって指をさし、複数の選手と激しく口論を交わした。
相手の本塁打セレブレーションに対する反応なのか、地区首位争いの3連戦という重要な局面でチームを鼓舞する意図があったのか。加熱するのを心配した指揮官に促されながらスクーバルはマウンドを降りた。
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試合は序盤から動いた。
初回、ホワイトソックスは、ランドール・グリチャックがソロ本塁打で先制すると、五回には連打で1点を加えた。さらに六回、ジュニア・ペレスのソロ本塁打で勝ち越しに成功した。
スクーバルから奪った2本塁打はいずれもチェンジアップを捉えたもの。この球種では試合前まで今季本塁打を許していなかっただけに、相手打線は左腕を攻略した。
スクーバルはこの日の登板前まで、2023年の屈筋腱手術からの復帰以降、ホワイトソックス戦で5試合5勝0敗、防御率も安定した成績を残していた。30イニングで許した失点はわずか5で、被本塁打はゼロ。ホワイトソックス打線がスクーバルから本塁打を放ったのは、2022年7月8日のルイス・ロバートJr.以来なかった。
復帰登板のエースをタイガース打線がなかなか援護できない展開が続いた。初回にマット・ビアーリングの2ラン本塁打で先制したものの、この一発が序盤唯一の得点となった。
それでも試合は終盤に動いた。6回、ディロン・ディングラーが相手先発エリック・フェデから先頭打者安打で出塁。続くライリー・グリーンが四球を選び、一死一、二塁と好機を広げた。
マット・カーペンターの当たりは内野フライに打ち取られたかに見えたが、浅い飛球をセンターのトリスタン・ピーターズがわずかに判断を誤り、ダイビングキャッチも及ばず、打球はポトリと落ちた。
その間に一塁走者のグリーンが一気に生還。左翼のサム・アントナッチもカバーに入ったが間に合わず、この一打でタイガースが勝ち越しに成功した。
遠征では5試合中4敗と苦しい戦いが続いていた中での逆転劇。トレード期限(8月3日)が迫る中、チームにとって大きな一勝となった。
