今井の初ライブBPをチームメートが絶賛「一度も見たことがない」

February 20th, 2026

20日(日本時間21日)、1月にアストロズと契約してから初めて打者と対戦した今井達也には、当然のように多くの注目が集まった。

チームメートやダナ・ブラウンGMを含む球団フロントの面々、さらに日本メディアが見守る中、やや緊張気味の今井は今春初のライブBPに登板。まずはニック・アレンを3球でゴロに打ち取ると、続いて9度のオールスター選出、3度の首位打者に輝くホセ・アルトゥーベが打席に入った。

スター選手たちを相手に、今井は自慢の球威と多彩な球種を武器にその実力を発揮した。アルトゥーベから初球で空振りを奪い、2球目でゴロに打ち取ると、カルロス・コレア、ジェイク・マイヤーズ、テイラー・トラメルを立て続けに三振に仕留め、5人に対して計17球を投げた。

「本当に良かった」とアルトゥーベは話した。

「スピンがほとんど見えないスライダーを投げていた。鋭くてキレがある。その後に速球。2球しか見られなかったけど、とても良かった。もちろん2球では足りないから、もっと見たかったけどね。第一印象は最高だ。このチームをすごく助けてくれると思う」

アストロズの投手コーチ、ジョシュ・ミラーは、今井が多くのストライクを投げた点と、速球が90マイル前半から中盤(約145〜150キロ)を計測していた点を評価した。カーブ以外の持ち球をすべて投げ、「逆方向に曲がる」スライダーは空振りを奪い、高い評価を受けた。

「自然に抜けるような軌道で、打者から見ると左に曲がりそうなスピンなのに、実際はそうならない。変なスイングもあったし、手元に食い込んでファウルになった打球もあった。普通のスライダーなら低く外に逃げていくが、そうはならなかった。本当にユニークな球だ」とミラーは説明した。

トラメルを驚かせたのはスプリットだった。

「正直に言うと、24年間この競技をやってきて、そのうち11年はプロだけど、あんな球は人生で一度も見たことがない」とトラメルは語った。

6球を見たコレアは、スプリットが速球と同じ軌道に見え、見極めが難しかったと話した。

「初速が速くて、スイングを決断するタイミングになると急に落ちる。山本由伸も同じような球を持っていて、低めに速球を投げてスプリットを追わせる。彼も同じように特別なことができる」とコレアは説明した。

練習後、トラメルは今井と通訳の高木涼とクラブハウスで数分間話し込み、互いに感じたことを伝えた。特に今井は、違う球種でも変化する直前まで同じような軌道で投げることで打者を惑わす”ピッチトンネル”ができていたかどうかをトラメルに尋ねた。

「投げ下ろす時、ボールが手から離れる瞬間がまるでスナップのように弾ける感じだった。どの球もキレがあったし、見られた球は全部素晴らしかった。速球はホップする感じがあって、少し動きもある。それと、”あのスプリット”ね。あれは見ての通りだよ」とトラメルは語った。

アストロズは、ミラー投手コーチを含め、まだ今井のルーティンやスタイルを把握している段階だ。ミラー投手コーチは、投手としての目標についての面談はまだ行っていないが、打者と対戦した今、近いうちに実施する予定だという。今井の次のステップは未定で、再びライブBPに登板する可能性もあれば、オープン戦に登板する可能性もある。

いずれにしても、今井が投げれば人だかりができるだろう。

「少し緊張したとは言っていた」とミラー投手コーチは話した。

「ここ数日、他の投手のライブBPを見て雰囲気をつかんでいた。それが安心感につながったのだと思う。マウンドでは落ち着いていて、リラックスしているように見えた。ブルペンで緊張はほぼ消えていた。よくやっていた」