フィリーズ打線がスキーンズを2度目の攻略、ターナーに復活の兆し

July 2nd, 2026

パイレーツ6-10フィリーズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、7月2日(日本時間2日)

フィリーズがワールドシリーズを制するためには、10月に何度も何度もエリート投手を攻略する必要がある。しかし、ここ数年はそうした相手を十分に打ち崩せてこなかった。

だがこの日は、現ナ・リーグのサイ・ヤング賞投手であるポール・スキーンズを再び攻略した。

スキーンズはキャリアワーストとなる4回8失点(自責点7)。トレイ・ターナーブランドン・マーシュが本塁打を放った。フィリーズは5月17日(日本時間18日)に敵地でスキーンズから5点を奪っている。なお、これが右腕の以前のワースト失点記録(計4度)だった。

「自分たちは良いチームだと思う」と、フィリーズがスキーンズを2度打ち込んだ理由について問われたターナーは語った。「説明がつかないこともあるけど、自分たちは良いラインナップだ」

確かに、この日はパイレーツ守備陣がエースを支えられず、拙いプレーを見せた。しかし、そういったミスを見逃さないのが、打撃の良いチームの証だ。

「うちのチームは、基本的に誰も恐れていない。だから相手が誰であろうと関係ない」とフィリーズのドン・マッティングリー暫定監督は語った。

シーズン序盤に9勝19敗でロブ・トムソン前監督が解任された時には、全体28位となる1試合平均3.64得点だったが、ドン・マッティングリー暫定監督の下では、1試合平均4.84得点で同9位に入っている。

「自分たちならできるとずっと思っていた。それを示す必要があるけど、今はかなり長い期間、多くの得点を挙げられている。今はかなり危険な打線になっている。カイル・シュワーバー、ブライス・ハーパー、ブランドン・マーシュだけが全部をやっているという感じではなくなっている。ラインナップの他の6人も貢献しているのはいいことだ」とターナーは語った。

6月には1試合平均5.67得点を記録し、球界2位。75打席以上に立った選手のうち4人が打率.300以上を記録した。

フィリーズでは6月、75打席以上に立った選手のうち4人が打率.300以上を記録。ブライソン・ストットも.287を記録した。

  • マーシュ:.315
  • ジャスティン・クロフォード:.307
  • ブライス・ハーパー:.305
  • カイル・シュワーバー:.305。

一方で、ターナーは.269だった。右打者陣が期待を下回ってきた中で、ターナーの復調はフィリーズ打線にとって大きな意味を持つ。

「失投を打ち損じていない」とターナーは最近の好調について語った。「より良いカウントに持ち込めている感じがある。変化球も少しうまく打てていると思う。それから、しっかり広角に打てている。良い感覚が戻ってきた」

ターナーは3試合連続で本塁打を放っており、試合前時点で、直近13試合で55打数19安打、打率.345、4二塁打、2本塁打、7打点、OPS.907を記録していた。6月15日までの71試合では、打率.216、OPS.595だった。

今季全体で見れば、打率.239、OPS.655とターナーの数字は見栄えが良いとは言えない。それでも、シーズン後半戦を力強く締めくくることができれば、最初の数カ月のフラストレーションを消し去ることはできる。

大事なのは、どう終えるかだ。

「しばらくは、何をしても数字は良く見えないと思う。自分がどれだけ良い選手か、どれだけ良くなれるかは分かっている。ここ3週間は集中できているし、自分の持ち味である2ストライクからの打撃や得点することを取り戻してきている。得点はかなり良いペースでできていると感じている。もちろん、後ろを打つ選手たちがすごく良いプレーをしているからでもある。でも、得点するのが自分の仕事だ」とターナーは語る。

「だから、この3週間は本当に良かったと感じている。そこに集中し、進歩に目を向けて、このまま続けていきたい。そしてシーズンの終わりに数字がどこに落ち着くかを見てみる」