【ホワイトソックス4−3ガーディアンズ】クリーブランド/プログレッシブフィールド、10月5日(日本時間6日)
1906年、あなたはどこにいただろうか。
もちろん、当時を知る人はほとんどいない。1906年生まれなら現在120歳になる。
その1906年10月14日、ホワイトソックスは当時の本拠地サウス・サイド・パークでカブスに勝利し、6試合でワールドシリーズ制覇を決めた。
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
ホワイトソックスが本拠地でポストシーズンのシリーズ突破を決めた勝利は、この1906年を最後に一度もない。そもそも、その後は本拠地で突破を決める機会さえ訪れていなかった。しかし、その歴史が7日(日本時間8日)、レートフィールドで更新される可能性がある。
ホワイトソックスは5日(同6日)、プログレッシブフィールドで行われたア・リーグ地区シリーズ第2戦でガーディアンズに4-3で勝利した。六回に3点を奪い、ショーン・バーク(26)が粘るガーディアンズ打線を相手に好投。2026年ポストシーズンは敵地で4連勝となり、5回戦制のシリーズで2勝0敗とした。
次はシカゴだ。
5日に1回1/3を投げてセーブを挙げたグラント・テイラー(24)は語った。3日の第1戦でも4イニングを投げてセーブを挙げている。
「信じられない雰囲気になるでしょう。ファンにはその舞台を楽しむ資格があります。3年連続100敗の間もずっと僕たちを支えてくれました。今季もたくさん応援してくれて、満員になった試合もありました。レートフィールドでファンにポストシーズンの試合を届けられる。特別な一日になると思います」
5回戦制のポストシーズンシリーズでは、2勝0敗としたチームが過去93度のうち83度でシリーズを突破しており、確率は89%。現在の2-2-1方式による地区シリーズで、最初の2試合を敵地で連勝したチームも19度のうち17度で突破し、こちらも89%となっている。
0勝2敗から逆転突破した直近の例は2017年のア・リーグ地区シリーズ。ヤンキースがクリーブランドで最初の2試合を落とした後、3連勝で勝ち上がった。本拠地で最初の2試合を落としてから逆転した直近の例は、2015年のア・リーグ地区シリーズでレンジャーズと対戦したブルージェイズだった。
ホワイトソックスは7日(同8日)か8日(同9日)に1勝すれば、2005年以来となるア・リーグ優勝決定シリーズ進出が決まる。
2005年はポストシーズンを11勝1敗で駆け抜け、ワールドシリーズ制覇を達成。最初の4試合を3勝1敗とした後、8連勝で頂点まで突き進んだ。
「今はこのシリーズに集中して、毎イニングを取りにいくだけです。それを続ければ、試合に勝てる可能性も高まります」
三塁手ミゲル・バルガス(26)はそう語った。
第2戦では、勝負を分けた六回の先頭で左前打を放った。それまでガーディアンズ先発ギャビン・ウィリアムズ(27)から2打席連続で四球を選んでいた。
ウィリアムズは5回0/3で11三振を奪ったが、バルガスは右腕を相手に一貫して質の高い打席を続けた唯一の打者だった。
村上宗隆(26)が救援左腕エリック・サブロウスキー(28)から一ゴロを放ち、バルガスを二塁へ進めた。続く代打ランダル・グリチック(35)は4球で四球を選び、暴投で走者がそれぞれ進塁した。サブロウスキーはトミー・ファム(38)を浅い左飛に打ち取り、ピンチを切り抜けかけた。
しかし、ブレーデン・モンゴメリー(23)が許さなかった。両打ちの新人は右翼線へ逆方向の2点二塁打を放ち、ホワイトソックスが3-2と逆転。続くチェイス・マイドロス(25)もハンター・ガディス(28)から適時打を放った。
ガーディアンズは一回、アンソニー・ケイ(31)とショーン・ニューカム(33)から2点を奪った。ホワイトソックスが2026年ポストシーズンでリードを許したのは、27イニングを経て初めて。それまで27イニング中24イニングをリードした状態で終えていた。
しかし、その後のガーディアンズ打線はバークをほとんど攻略できなかった。バークは5回1/3を投げ、1安打1失点、6三振、1四球と好投した。
この勝利にも、ヒヤリとする場面があった。ジョー・アデル(27)はテイラーの初球を捉えて三塁打。左中間への同点本塁打まであと一歩という大飛球だった。続くナサニエル・ロウ(31)は次の1球を左翼へ鋭く打ち返したものの、サム・アントナッチ(23)が走り込みながら好捕し、イニングを終わらせた。
レートフィールドで行われる第3戦、第4戦はすでに完売。本拠地でのポストシーズン開催は2021年以来となる。
試合開始は現地時間午後3時だが、ファンは黒い服で球場を埋める恒例の「ブラックアウト」を復活させる予定だ。
シカゴでこうした歴史的瞬間を迎えるまで、ホワイトソックスファンは120年待った。
ギャビン・ウィリアムズからチーム最初の得点を挙げた捕手カイル・ティール(24)は語った。
「苦しい時期もずっと僕たちを応援し、支え続けてくれたファンのみなさんに感謝したいです。今、僕たちは大きなことを成し遂げようとしている。ファンの前で自分たちの野球を示し、勝利を目指してプレーできる機会は本当に特別です」
デービス・マーティン(29)も語った。
「自分たちが達成したい目標を定め、そのために必要なことだけに集中してきました。どこまで勝ち進むかなんて考えたこともありません。目の前の相手に勝つ。それだけです。このポストシーズンでは、チーム全員が自分より仲間を優先して戦えている。それが結果につながっています」
