両先発投手が鍵を握る、ALCS第2戦の見どころ3選

October 13th, 2026

ガーディアンズが止まらない。ア・リーグ地区シリーズ(ALDS)でのホワイトソックスのように2連敗へ追い込んでも、続く3試合に勝ってしまう。12日(日本時間13日)のア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)第1戦でレイズがそうしたように、初回に2点を先制しても、思いもよらないタイミングで、猛烈な反撃を浴びせてくる。

ガーディアンズは過去10年で、何度もポストシーズンに出場してきた。そして何度も見てきた通り、絶対に、決して諦めない。この日も敵地で逆転勝利を収め、今やシリーズの主導権を握っている。ただ、相手はレイズだ。決着までの長い道のりは長い。

13日のALCS第2戦に向け、3つの注目点を挙げていこう。

ALCS第2戦:ガーディアンズ対レイズ(ガーディアンズが1勝0敗でリード)
米東部時間午後8時開始(日本時間 翌午前9時)
先発:パーカー・メシック(ガーディアンズ)対フレディ・ペラルタ(レイズ)

レイズは立て直せるか。

ガーディアンズは今ポストシーズンで、すでに逆境を経験している。だが、レイズはそれほどではない。ALDSではヤンキースに3連勝。この日の八回にナサニエル・ロウの勝ち越し適時打でチェース・デローターと、今まさに絶好調のホセ・ラミレスが生還するまで、今ポストシーズンを通じて一度もリードを許していなかった。それが今、初めて追いかける立場になった。

この10月に素晴らしいプレーを見せてきているレイズだが、それでも、チームはまだ若くポストシーズンの経験はそれほど豊富ではない。ペラルタ、スティーブン・マッツ、ニック・マルティネス、セドリック・マリンズら、他球団でポストシーズンを経験したベテランはいる。だが、それ以外のほぼ全員が今年初めて出場するか、レイズがワイルドカードシリーズで2連敗して敗退した2023年以来の出場となる。対するガーディアンズは、こうした舞台を何度も経験してきた。そして、とりわけラミレスが鮮明に示しているように、経験値の差は舞台が大きくなるほど、如実に出る。

レイズはポストシーズンの連勝と、本拠地開催の優位を失った。幸い、試合終盤に左翼手ジョニー・デルーカとひやりとする衝突があったものの、スター三塁手ジュニア・カミネロの離脱は避けられたようだ。この日の最後の4イニングで、ガーディアンズは、レイズがすんなりワールドシリーズへ進むだろうという見方を揺るがした。レイズは、ここからどう立ち直るか。第2戦で、その答えが見えてくる。

メシックは長いイニングを投げられるか。

この日のガーディアンズのブルペンは素晴らしかった。5回を投げ、2安打1失点、5奪三振。先発フォスター・グリフィンが初回から苦しみ、球場がレイズムードに傾く中で、逆転への望みをつなぐために、まさに必要な投球だった。ただ、5人がそれぞれ1イニングずつ投げた事実は残る。誰も17球を超えてはいないが、この救援陣は5試合に及んだALDSでも奮闘し、ALCSまでの休養日はわずか1日だった。例えば、守護神ケイド・スミスは、この10日間に行われたガーディアンズのポストシーズン全6試合に登板している。

こうした事情が、新人メシックの肩に大きくのしかかる。9月16日以降、5回を超えて投げておらず、ALDSで2度先発したが、合わせて6回2/3にとどまった。だが、メシックはシーズンの大半で、実質的にエース級の投球を続けていた。完投とまでは言わないものの、チームを楽にするための投球ができれば、ガーディアンズはシリーズの主導権をがっちりと握れる。

ペラルタは本来の姿を取り戻したのか。

トレード期限以降のペラルタの話はメッツファンにはタブーだ。それほどまでに、レイズ加入以降、右腕は別人のような投球を続けている。オフにブルワーズから加入すると、メッツでは22試合に先発して防御率4.99だった。だが、レイズへの移籍後に状況が一変した。

トレード後は10試合に先発して防御率3.25。特に9月は4勝0敗、防御率0.96を記録し、ア・リーグの月間最優秀投手に選ばれた。ヤンキースとのALDSでは4回2/3をわずか1失点に抑えて勝利投手となった。ただ、第1戦でガーディアンズがレイズの救援陣を捉えたことを考えると、第2戦ではもう一段ギアを上げる必要があるかもしれない。

メッツでは見せることの出来なかったエースとしての輝きを、レイズで見せることができるだろうか。