カブスは本拠地での第3戦を制し、スイープ負けを回避。第4戦の勝利でシリーズを2勝2敗のタイに戻すことを目指す。一方のブルワーズは、第4戦に勝利すれば、2018年以来の地区シリーズ突破となる。
「今日はすごくいい入り方ができたと思う」とブルワーズの三塁手ケイレブ・ダービンは語った。
「チーム全体の雰囲気も良かった。確かに今日で決めたかったけど、まだチャンスは残っている。できれば明日で終わらせたいし、第5戦までは持ち込みたくない。でも、結局は1球1球に集中するだけだ」
現行の5試合3勝制、2戦→移動日→2戦→移動日→1戦形式の2024年までの地区シリーズのうち、敵地で第1、2戦を落とした34チームのうち、第4戦に進出できたのはわずか14チーム。その中で第5戦までもつれ込んだのは5チーム(37.1%)、逆転勝ちを果たしたのは3チーム(21.4%)のみ。カブスはわずかな可能性に望みをかける。
「まだ試合は終わっていない」とカブスの中堅手ピート・クロウ=アームストロングは語った。
そんな第4戦の注目ポイントを紹介しよう。
先発投手は?
第4戦は、第1戦と同じ先発投手の投げ合い。両者とも中4日での登板だ。
カブス:マシュー・ボイド(14勝8敗、防御率3.21)
左腕はパドレスとのワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)初戦に登板後、中3日でナ・リーグ地区シリーズ(NLDS=5回戦制)の初戦に登板した。WCSでは、4回1/3、1失点と好投したが、NLDSの登板は、わずか2アウトしか奪えず、6失点と崩れた。
しかし、その時は敵地での話。本拠地リグレーフィールドでこそ本領を発揮する。今季15登板で12勝1敗、防御率2.51と圧倒的な強さを誇る。ブルワーズ打線に対して、リベンジなるか。
ブルワーズ:フレディ・ペラルタ(17勝6敗、防御率2.70)
NLDS初戦では、5回2/3、9三振、2失点の好投。ブルワーズのポストシーズン最多奪三振記録に並んでいる。今季はレギュラーシーズンで3度カブスと対戦しており、2勝1敗、15イニングを投げ、16三振、8失点としている。
スタメンは?
カブス
右投手が先発のため、カブスは第1戦、第3戦と同じラインアップ。ブッシュがリードオフマンとして起用されており、今シリーズでは、すでに2本の初回先頭打者本塁打を放っている。
- マイケル・ブッシュ(一塁)
- ニコ・ホーナー(二塁手)
- カイル・タッカー(DH)
- 鈴木誠也(右翼)
- イアン・ハップ(左翼)
- カーソン・ケリー(捕手)
- ピート・クロウ=アームストロング(中堅手)
- ダンズビー・スワンソン(遊撃手)
- マット・ショウ(三塁手)
ブルワーズ
打順は入れ替わったものの、第1戦の1、2回で9得点、第2戦の1〜4回で7得点を挙げたときと同じスタメンを採用した。イェリッチが4番から1番へ、トゥラングが4番になり、ダービン(6番)とフレーリック(7番)の打順も入れ替えられた。
- クリスチャン・イェリッチ(DH)
- ジャクソン・チューリオ(左翼)
- ウィリアム・コントレラス(捕手)
- ブライス・トゥラング(二塁)
- アンドリュー・ボーン(一塁)
- ケイレブ・ダービン(三塁)
- サル・フレーリック(右翼)
- ブレイク・パーキンス(中堅)
- ジョーイ・オルティス(遊撃)
先発降板後のリリーフ投手起用はどうなるか
カブス
ブルペンは第3戦で1人最大でも19球しか投げておらず、その前日が休養日だったためリリーフ陣は万全の状態にある。理想としては、先発ボイドが4イニング以上を投げ、右腕ダニエル・パレンシア、アンドリュー・キットリッジ、ブラッド・ケラー、左腕ケイレブ・シールバー、ドリュー・ポメランツらにつなげたい。
ブルワーズ
第2戦はブルペンデー(リリーフ投手で継投する作戦)、第3戦でも先発クイン・プリースターの早期降板により、7回1/3をリリーフでつないだが、各試合の間に休養日があったため、状態は悪くない。加えて、第3戦ではホセ・キンタナが3イニングを投げたため、主力投手を温存できたことも大きい。
注目の負傷情報は?
カブス
タッカーは9月に左ふくらはぎを痛め、約3週間欠場した。レギュラーシーズン最終カードで復帰して以降は指名打者(DH)として出場している。クレイグ・カウンセル監督は外野起用を完全には否定していないが、現時点で急ぐ必要はない。鈴木が右翼をしっかり守っており、タッカーも走力の回復に努めている。
右腕ケイド・ホートン(右肋骨の骨折で15日間の負傷者リスト入り)は7日(日本時間8日)にブルペン投球を再開し、近いうちにさらに負荷を上げた投球練習が予定されている。第5戦での登録は可能だが、カウンセル監督はその可能性を否定した。
ブルワーズ
右ハムストリング(太もも裏)の状態が懸念されていたチューリオは、第3戦でもスタメンに名を連ね、9回までプレーした。しかし、八回に二塁打を放った際も全力疾走とは言い難く、依然として完治していない様子がうかがえる。
好調、不調の選手は?
カブス
ブッシュは今ポストシーズンで打率.300、3本塁打、OPS1.114を記録。1シリーズで2本の先頭打者本塁打を放ったのはメジャー史上初である。ホーナーも好調を維持しており、9月の打率.333に続き、ポストシーズンでも打率.391(23打数9安打)をマークしている。
一方で、イアン・ハップ(21打数2安打)とマット・ショウ(12打数無安打)は絶不調。シリーズ突破には打線の復活が不可欠だ。
ブルワーズ
コントレラスは直近8試合のポストシーズンで7試合連続安打を記録し、出塁率.343を維持。第3戦でも1安打1四球を記録し、今シリーズでは12打数5安打と安定している。トゥラングとフレリックはこのシリーズで合計23打数4安打。フレリックはいまだ三振なしだが、トゥラングは12打数で6三振と苦戦している。
ファンが知っておきたいことは?
・カブスは今ポストシーズン、リグレーフィールドで3勝1敗(対パドレス、対ブルワーズ)。レギュラーシーズンでもホーム戦績は50勝29敗と、地元シカゴで圧倒的な強さを見せている。


