【ドジャース1-2ブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、2026年10月11日(日本時間10月12日)
ブルワーズは、今年は違うと言い続けていた。
その言葉通り、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)での再戦は、初戦からすでに昨年とは違う展開になった。
ブルワーズはエースをマウンドに送り、アメリカンファミリーフィールドの熱狂的な声援を背に受けた。どうしても取りたかった第1戦。緊迫した接戦を逃げ切り、ドジャースから1点差で勝利をつかんだ。
昨年10月とは、すでに対照的だ。あのときはドジャースが敵地で第1戦を制すると、そのまま一度も足を止めず、NLCSを4連勝で突破した。だが、今のブルワーズはそう簡単には屈しない。さらに進化したジェイコブ・ミジオロウスキーに充実したブルペン、そして、小技でも本塁打でも得点を奪えると示した打線がある。
四回、ブライス・トゥラングがタリク・スクーバルから本塁打を放ち、同点に追い付いた。続く五回には、四球と送りバントでギャレット・ミッチェルが得点圏に進み、ルイス・ララの適時打で生還。そのリードを、救援陣が守り抜いた。
ドジャースは確かに、ミジオロウスキーに球数を投げさせ、特に二回は35球を要した。先頭の大谷翔平が四球で出塁し、アンディ・パヘスの適時打で生還。さらに1死満塁とし、ミジオロウスキーを追い詰めた。
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だが、この右腕がナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞するとほぼ確実視されるのには、理由がある。剛速球を投げるからというだけではない。本来のように空振りを奪うことができなくとも、キケ・ヘルナンデスにゴロを打たせ、二遊間の滑らかな連携で併殺とし、この日最大のピンチを切り抜けた。
ドジャースに球数を増やされながらも、ミジオロウスキーはピンチをしのぎ続けた。4回1/3で5安打、3四球を許したが、失点はわずか1。四回には、際どいボーク判定で、イニングを終えるかに見えたアウトが取り消された。それでも、最後は鋭いカットボールでカイル・タッカーから三振を奪った。拳を突き上げ、跳ねるようにマウンドを降りた。
その3球後、試合は振り出しに戻った。
むしろ、序盤のスクーバルは、はるかに少ない球数で効果的に打者を抑えていた。だが、トゥラングに対して2-1と不利なカウントになると、その後の速球が甘く入った。左打者のトゥラングはそれを見逃さず、左中間のブルワーズのブルペンへ運んだ。試合は1-1の同点となった。
続く五回、ブルワーズは今季のチームを象徴するような攻撃でリードを奪った。レギュラーシーズンでは、このやり方で103勝を挙げてきた。今さら変える理由は、ない。
