ヒューストンでも問題なし! ホワイトソックス、2連勝で21年ぶりのシリーズ突破

October 1st, 2026

【ホワイトソックス7−3アストロズ】ヒューストン/ダイキンパーク 9月30日(日本時間10月1日)

ア・リーグ・ワイルドカードシリーズ第2戦。六回無死の場面に今季のホワイトソックスの躍進と、チームが楽しみながら戦ってきた雰囲気を象徴する出来事があった。

チェイス・マイドロス(25)がブライアン・アブレイユ(29)から3ランを放ち、1点リードを7-3まで広げた。そのまま7-3で試合は終了した。

そして、マイドロスの反応が今季のホワイトソックスらしさをさらに際立たせた。

MLBの最新ニュースを見逃さない!

マイドロスは打った瞬間からホームを踏むまで拳を突き上げ、喜びを爆発させた。感情を全身で表しながらダイヤモンドを一周した。

ビジターのクラブハウスではシャンパンが冷やされ、ホワイトソックスはポストシーズンで、また一つ予想を超える前進を遂げようとしていた。

マイドロスは「グラウンドで集中していると、自分でも何を考えているか分かりません。頭にあるのは自分とボールだけで、勝負することしか考えていません。でも、打った瞬間にいい感触はありました」と振り返った。

ホワイトソックスには、スプリングトレーニングから好ムードが漂っていた。さかのぼれば、1月下旬のファンイベントの頃から、その空気はすでに生まれていた。2026年の球界を代表するサクセスストーリーの一つであり、スポーツ界全体でも屈指の躍進と言える。

主力を欠くアストロズに2連勝した今回のシリーズでホワイトソックスはポストシーズンを勝ち進むだけの実力を証明した。3年連続100敗以上から立ち直り、若さと勢いでポストシーズン進出を果たしただけのチームではない。

この1週間で2度目となったクラブハウスでの祝勝会は、2005年以来となるポストシーズンのシリーズ突破を記念するものとなった。チームは今ポストシーズンで計5度の祝勝会を目標に掲げており、そのうち2度をすでに実現した。

前回のシリーズ突破は2005年のワールドシリーズ。アストロズに4連勝して世界一に輝き、第3、4戦は現在のダイキンパークで行われた。

クリス・ゲッツGM(43)は「この選手たちは何も恐れていません。私自身も含めて、周囲が考えるべきなことは、この集団の成長をどう支え、さらに勢いを与えていくかです」と語った。

ウィル・ベナブル監督(43)は「この2試合は、今季ずっと続けてきた勝ち方を象徴していたと思います。あらゆる選手が貢献しました。サミー(アントナッチ)が流れを作り、その後の打者も素晴らしかった。投手陣もさまざまな場面で登板し、求められた役割を果たしてくれました」と振り返った。

ホワイトソックスは2試合連続で、一回からアストロズの守備の乱れにつけ込み、主導権を握った。アストロズのエース右腕ハンター・ブラウン(28)は、第2戦までホワイトソックス戦で通算6先発、6勝0敗、防御率2.39と好相性だったが、一回に4点を失った。

サム・アントナッチ(23)が左翼へライナー性の二塁打。ヨルダン・アルバレス(29)は捕球できそうな打球だったが、処理できなかった。続くカイル・ティール(24)が適時打を放ってアントナッチが生還。ミゲル・バルガス(26)は三塁手ニック・アレン(27)の失策で出塁した。

アンドリュー・ベニンテンディ(32)の適時打で2点目を加えると、中堅ルーカス・スペンス(23)の本塁送球を捕手ヤイネル・ディアス(28)が処理できず、バルガスが3点目のホームを踏んだ。さらにトリスタン・ピーターズ(26)が適時打を放ち、一回に4点を奪った。

アストロズはその後、ジェレミー・ペーニャ(29)、キャム・スミス(23)、ホセ・アルトゥーベ(36)がホワイトソックスのエース右腕ショーン・バーク(26)からソロ本塁打。バークは4イニングで8三振を奪った。

アストロズは五回1死一、二塁でアルバレスを迎え、絶好機をつくった。マウンドには今季初の本格的なリリーフ登板となったアンソニー・ケイ(31)が上がっていた。

ケイは3ボールと不利なカウントになった後、ストライクゾーンへの1球をアルバレスが見送り、続く球で左飛に打ち取った。アイザック・パレデス(27)への四球で満塁となったが、最後はアルトゥーベを右飛に抑え、無失点で切り抜けた。

六回にはマイドロスが3ランを放ち、ホワイトソックスは再び4点差に広げた。2005年以来となるシリーズ突破まで残り12アウト。主導権を取り戻すと、最後の2イニングはエリック・フェディ(33)が無失点で締めた。

ケイは「このシリーズを見れば分かると思います。誰も自分のことだけを考えず、チームとしてプレーして、それぞれができる限りの仕事をしました」と語った。

フェディは「自分があの場面で投げているなんて、正直想像するのも難しいです。でも、最後を任せてもらい、チームの勝利につなげられて本当にうれしいです。ファンも球団全体も、この瞬間にふさわしい。次のラウンドへ進めて最高の気分です」と喜んだ。

ホワイトソックスの次なる舞台はクリーブランド。ア・リーグ中地区のライバル、ガーディアンズとの地区シリーズに進む。今季の直接対決はホワイトソックスが7勝6敗と勝ち越したが、地区優勝はガーディアンズ。1ゲーム差で頂点に立ち、地区シリーズの本拠地開催権を手にした。

ガーディアンズは強力な先発陣を擁し、守護神ケイド・スミス(27)もメジャー屈指の救援投手だ。一方で迎え撃つ相手は、21年ぶりのシリーズ突破を果たし、勢いに乗るホワイトソックスとなる。