デーブ・ロバーツ監督は、エドウィン・ディアスを再び正式に守護神に指名するところまでは、まだ踏み切れないのかもしれない。それでも、ナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)での起用は、言葉では表せない信頼を示していた。第3戦と第4戦で続けて訪れたセーブ機会に、ロバーツ監督はディアスへボールを託し、右腕はその期待に応えた。
「この2試合の投球こそ、エドウィン・ディアスのような投手を獲得した理由だ。球界屈指のクローザーだ。この時期に最高の投球をしてくれるのは、まさに望んでいたことだし、彼を非常に評価している」と、ドジャースがNLDSを突破した後、ロバーツ監督は語った。
その夜、ディアスは喜びを語った。「僕にとって一番大切だったのは、チームが信頼してくれていることだと思う。毎日のようにボールを託してくれる。……試合に勝ち、今日のような試合を締めくくるために、ここへ来たんだ。だから今は、本当にうれしい」
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言葉の行間を読めば、九回はディアスが任されると考えてよさそうだ。あるいは、何回かにかかわらず、試合で最も重要な局面を託されるだろう。ただし、ポストシーズンに固定された役割はない。
11日から始まる、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)での再戦に備えるドジャースにとって、ディアスが守護神として結果を出したことは大きな意味を持つ。チームには、試合の締めくくりを安心して任せられる投手が複数いる。それでも、ディアスから逆算して継投を組めれば、多彩な戦力がそろうブルペンは、さらに安定感を増すだろう。
ディアス以外でセーブ機会を任される有力候補は、左腕タナー・スコットと右腕エバン・フィリップスだ。レギュラーシーズンでは、スコットが25セーブ、フィリップスが1セーブを挙げている。スコットはNLDS第1戦で2ランを浴びたが、第3戦と第4戦では八回に登板してホールドを記録した。フィリップスは第1戦でスコットを救うセーブを挙げた。
両投手はどちらも、クローザーを務めるだけの経験がある。ただ、ディアスが九回を投げるなら、2人はそれ以前の、より相性の良い打者が並ぶ場面で起用できる。
その効果は、左腕アレックス・ベシアや右腕エドガルド・エンリケスをはじめ、他の勝負どころを担う投手にも及ぶ。ベシアとエンリケスにもセーブ機会を任せられるが、最も持ち味が生きるのは、それぞれ左打者、右打者との対戦だ。
ベシアにとって、今年のブルペンの顔ぶれは、2024年の優勝チームで重要な役割を果たした「ブルペン・ドッグス」を思い起こさせるという。
「デーブには、たくさんの選択肢があると思う」とベシアは語った。
勝負どころで使える選択肢が豊富なことは、昨年のポストシーズンでクローザーを務めた佐々木朗希の負担も軽くしている。佐々木は今季、先発として登板を続けていたが、8月に右手のマメで離脱した。負傷者リスト(IL)から復帰して以降は、ポストシーズンの1試合を含め、4度の救援登板をしている。ただ、いずれも走者のいないイニングの頭からの登板で、昨年のような厳しい場面では、まだ投入されていない。
指揮官は、それぞれの投手に合った打順を見極め、勝負どころで最適な起用が可能になる。ディアスも含め、誰かを必ず九回のために残しておく必要がなければ、その判断はしやすい。
「ブルペンは、本当に良い状態にあると思う。そして、その土台にあるのは、試合終盤を任せることができる多くの投手への信頼だ」と指揮官は語った。
