【ダイヤモンドバックス9−2ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、7月11日(日本時間12日)
前半戦の最後は不本意な結果に終わったものの、自身に高い基準を課すエースの山本由伸(27)であっても、前半戦全体の成績には満足しているはずだ。
2026ホームランダービー
山本はダイヤモンドバックス戦に先発し、メジャー自己ワーストタイとなる6失点を喫し、チームも敗れた。6三振を奪ったものの、今季ワーストタイの4四球(うち1つは敬遠)を与え、苦しい投球だった。
ドジャースは、大谷翔平(32)が先発登板を回避した影響により、10日(同11日)に3−9で敗れた試合をブルペンデーで戦った。そのため、球団はエースに長いイニングを投げることを求めており、山本はその期待に応えた。しかし、最後のイニングでジェームズ・マッキャン(36)に3ランを浴びるなど5失点を喫し、大敗を招いた。
デーブ・ロバーツ監督(54)は、「マッキャンの本塁打は、ストライクゾーンを外れた内角のツーシームだった。詰まらせたが、スタンドに届くほどの力があった」と振り返る。
さらに「非常に珍しい。クオリティースタート(6イニング自責点3以下)から、良くない成績に変わってしまった。そういうこともある。それでも、前半戦は非常に素晴らしい成績を残している」とフォローした。
前半戦の最後は残念な結果に終わったものの、山本は確かな実績を残した。今季は110回2/3を投げて9勝6敗、防御率2.85、106三振、WHIP0.91を記録。17度の先発登板のうち13度のクオリティースタートを達成している。
山本は前半戦の成績について「いい登板もたくさんありましたし、反省する登板もたくさんありました。まずはここまでコンディションよく来れてるので、なんとか次につなげて頑張りたいと思います」と振り返った。
山本はこの好成績で自身2度目のオールスター戦選出を果たした。しかしロバーツ監督は、フィラデルフィアで開催される14日(同15日)のオールスター戦に右腕が登板しないと事前に明言した。
ナ・リーグの指揮を執るロバーツ監督は、ドジャース加入後、山本が過酷な登板負荷に対処している点を称賛した。昨季はレギュラーシーズンで173回2/3、ポストシーズンで37回1/3を投げた。今季のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンの一員としても登板した。
2026年オールスターは7月14日(日本時間15日)開催!
ロバーツ監督は試合前、「常に安定した投球を続けている」と評価した。
さらに「驚きはない。ただ本当に感心している。ブルペンの余裕があまりないため、マウンドを託せることは非常に大きい。その後、1週間の休養に入る」と続けた。
もちろん、山本にとって短い休養での登板は珍しいことではない。
2025年のワールドシリーズMVP右腕は昨季10月、球史に名を刻む力投をした。ドジャースが延長11回の末に5−4で勝利した第7戦で“中0日”で救援登板し、2回2/3を無失点に抑えた。
前夜の第6戦でも6イニングを投げて勝利に貢献していた。第2戦で完投した2日後の第3戦の試合中にも、ブルペンで肩を作っていた。
当然ながら、真夏の祭典であるオールスター戦はワールドシリーズほどの重要性を持たない。ドジャースはエースについて、最も重要な試合に向けて温存させる決断を下した。
山本は2年連続で、登板予定がないままオールスター戦に参加する。
山本は「その場の雰囲気を楽しんだりしたいなと思います」と心境を明かした。
2年連続で日程に恵まれなかった。しかし、前半戦全体で残した成績を今後も維持できれば、球宴のマウンドに上がる機会を今後何年も得られるはずだ。

