プールBの米国代表は、準々決勝進出まであと1勝に迫っている。
9日(日本時間10日)ダイキン・パークで行われたメキシコ戦で快勝し、ここまで無傷のまま残り1試合。だが次戦の対戦相手、イタリアもまた、ここまで無敗を守っており、今大会での躍進を狙っている。
イタリア代表のマイルズ・マストロブオーニは「この大会に出ているチームはどこも強い。もちろん米国だけじゃない。でも彼らと対戦できるのは楽しみだ。僕たちは持てる力をすべて出して戦うつもりだ」と、強豪米国との一戦に意気込む。
2026年ワールドベースボールクラシック
米国代表はアーロン・ジャッジ、ポール・スキーンズ、ボビー・ウィットJr.、ローマン・アンソニーらの活躍でメキシコを下したが、まだ次ラウンド進出は決まっていない。
プールB最終戦では、イタリアとメキシコが対戦予定で、結果次第では3チームが首位で並ぶ可能性もある。その場合、次のラウンドに進めるのは2チームだけ。そのため、米国にとってイタリア戦は極めて重要な一戦となる。
米国代表のマーク・デローサ監督は「イタリアは素晴らしいロースターをそろえている」と警戒を示し、「正直に言って、翌日にメキシコとイタリアが対戦することを考えると、われわれは“絶対に勝たなければならない試合”として臨まないといけない」と語った。
両チームのここまでの戦い
米国はプールBではここまで3連勝。初戦でブラジルに15―5、続くイギリス戦に9―1と圧勝。さらに長年、ワールドベースボールクラシックでしのぎを削ってきたメキシコを5―3で破り、勢いに乗る。
一方のイタリアも好調だ。初戦でブラジルを8―0、続く英国戦を7―4で下し、2連勝。ここまでチームは2試合で5本塁打を放ち、ダンテ・ノリが2本、ドミニク・キャンゾーン、アンドリュー・フィッシャー、J.J.ドラージオがそれぞれ1本ずつアーチを描いている。
予想先発: 右腕マイケル・ロレンゼン(イタリア)対 右腕ノーラン・マクリーン(米国)
試合のポイント:
米国はこの試合に勝てばプールB首位が確定し、ヒューストンで行われる準々決勝へ進出する。ただし、イタリアが番狂わせを起こせば状況は一気に複雑になる。
もしイタリアが米国に勝ち、最終戦でメキシコに敗れた場合、プールBは3チームが3勝1敗で並ぶ可能性がある。その場合は大会のタイブレーク規定によって準々決勝進出チームが決定。米国は、その展開は避けたいところだ。
一方で、イタリアが米国とメキシコの両方に勝てば、イタリアがプールBを1位通過し、米国は2位で次ラウンドに進出する。
過去の対戦成績:
米国とイタリアがワールドベースボールクラシックで対戦するのは今回が2度目。前回は2013年大会の1次ラウンドで対戦し、米国が6―2で勝利した。当時の“キャプテン・アメリカ”だったデービッド・ライトが決勝満塁本塁打を放ち、勝利を導いた。
