95球15奪三振で完封!剛腕ミジオロウスキーが規格外な13の理由

June 13th, 2026

ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキー(24)が、デビューからちょうど1年となる日に圧巻の投球を披露した。フィリーズ戦で95球完封、15奪三振。最速104.5マイル(約168.2キロ)を計測し、ブルワーズを6―0の勝利に導いた。

歴史に残る快投となったこの一戦を、「13の記録と数字」から振り返る。

歴史に残る快投

  • 95球で15奪三振完封:投球数100球未満での完封勝利「マダックス」における最多奪三振記録。投球数の記録が残る1988年以降、それまでの最多は2025年のタリック・スクーバルの13奪三振。また15奪三振は、最低打者数で完封した投手による奪三振数としては、2007年7月7日のエリック・ベダードに並び、1900年以降で歴代最多タイ
  • 許した走者はわずか1人:四回の単打のみで、その走者も併殺でアウト。打者27人で試合を終える「最低打者数」での完封劇
  • 殿堂入り級投手に並ぶ快挙: 完封試合で15奪三振以上を奪い、走者を1人以下に抑えた投手は1900年以降で3人目。2014年のクレイトン・カーショウ、2015年のマックス・シャーザーに続く記録
  • 直近8先発の防御率は0.17:先発投手としては、自責点が公式記録となった1913年以降で2018年にクリス・セールが記録した0.20を上回り、過去最高
  • 長打は直近8試合でわずか1本: 直近8試合で許した長打はわずか1本ながら、80奪三振を記録。1900年以降、8試合のスパンで60奪三振以上を記録しながら、許した長打が1本以下だった投手はミジオロウスキーただ一人

驚異の球速

  • 歴史的な快投&歴史的な球速:ミジオロウスキーは初回に104.5マイル(約168.2キロ)で奪三振。2008年にトラッキングシステムが導入されて以降、先発投手による三振球としては史上最速。現在、トラッキングデータ上で記録されている先発投手の最速球上位23球は、すべてミジオロウスキーによるもの
  • 初回だけで103マイル超の三振を3つ記録:103マイル(約165.8キロ)以上の球で1イニングに3奪三振を記録したのは、トラッキング時代では2016年8月10日のアロルディス・チャップマンに次いで2人目
  • 初回の3奪三振はいずれも歴史的な球速:104.5マイル(約168.2キロキロ)、104.1マイル(約167.5キロ)、103.5マイル(約166.6キロ)は、いずれも先発投手による三振球として歴代最速クラスの記録。今季開幕前まで、先発投手による最速の三振球は2025年5月25日に タリック・スクーバルが記録した102.6マイル(約165.1キロ)。現在、そのランキング上位14球をミジオロウスキーが独占
  • 104.5マイル(約168.2キロ)の三振球は歴代4位: 104.5マイル(約168.2キロ)の三振球は、先発という条件を外してもトラッキング時代で歴代4位タイの速さ。昨年のメイソン・ミラーに並ぶ。これを上回るのは、 ベン・ジョイスの105.5マイル(約169.7キロ)と104.7マイル(約168.5キロ)の2球、そしてアロルディス・チャップマンの104.7マイル(約168.5キロ)のみ。
  • 15奪三振のうち12個が100マイル超:これはトラッキング時代の最多記録。従来記録を3個上回った。 101マイル以上で10奪三振、102マイル以上で8奪三振、103マイル以上で6奪三振、104マイル以上で2奪三振を記録。いずれも1試合最多記録
  • 100マイル超は58球で、上位3記録を独占: 5月25日の自身の記録を更新し、トラッキング時代の最多記録を樹立した。100マイル超の投球数ランキング上位3試合はすべてミジオロウスキー。しかも、そのうち3試合は直近4登板で記録。さらに、101マイル超44球は自身が前回登板で記録した45球に次ぐ歴代2位の数字
  • 九回でも球速は衰えず:九回は初球に92.2マイル(約148.4キロ)のチェンジアップを投じた後、残りはすべて速球。最後の5球はいずれも102.6マイル(約165.1キロ)を超え、最速103.7マイル(約166.9キロ)を計測
  • 終盤の103マイル超は異次元:ミジオロウスキー自身、それまで五回以降に103マイルへ到達したのは5月13日の七回に記録した1球のみ。しかしこの日は九回だけで3度も103マイル超をマークした。 トラッキング導入以降、先発投手で103マイルに到達したのは、オープナーとして登板したジョーダン・ヒックスと、2011年リーグ優勝決定シリーズでのジャスティン・バーランダーのみ