怪物ミジオロウスキー、悔しさを糧にさらなる飛躍へ

February 15th, 2026

ブルワーズ首脳陣は昨年、レギュラーシーズン終盤に失速し、リリーフ経験も乏しかった新人の剛腕ジェイコブ・ミジオロウスキーをポストシーズンのロースターに入れる大きなリスクを取った。今季は、そのリターンを期待している。

23歳の右腕は、ナ・リーグ地区シリーズでのカブス戦、そしてリーグ優勝決定シリーズでのドジャース戦で見せた圧巻の登板を追い風に、メジャー初のフルシーズンに臨む。ブランドン・ウッドラフとクイン・プリースターに続く先発ローテーションを争う若手投手陣の筆頭にいる。

「ポストシーズンがああいう形で進んだことで、レギュラーシーズンの終わり方も受け入れやすくなった」とミジオロウスキーは語った。

「ある意味良い終わり方をしたと思う。オフシーズンにしっかりトレーニングして今年に備える原動力になった」

好不調の激しいルーキーシーズンになった。メジャーでの最初の1カ月は圧倒的で、わずか5先発でオールスターゲームに招待された。デビューから11イニング連続無安打を記録し、ポール・スキーンズやクレイトン・カーショウと投げ合い、勝利を挙げた。

しかし、メジャーリーグが容易な舞台ではないことも思い知らされた。その後の8先発では1勝1敗、防御率5.50を記録し、左すねの打撲で負傷者リスト入りも経験した。9月19日カージナルス戦では77球でわずか11アウトしか奪えず、その後先発ローテーションから外れた。8日後のレッズ戦でのリリーフ登板は、ポストシーズンでの役割を見据えたものだったが、バントヒットをきっかけに崩れた。

ブルワーズが地区シリーズで宿敵カブスと対戦する準備を進める中、ミジオロウスキーがどの役割を担うのかは誰にも分からなかった。そもそもロースターに入るのかどうかも不透明だったが、最終的に、若き剛腕はメンバー入りを果たした。

「われわれは彼にとって簡単な道を用意したわけではないし、甘やかすこともしなかった」とブルワーズのパット・マーフィー監督は語った。

ミジオロウスキーの最高の投球はカブス戦で見られた。アメリカンファミリーフィールドでの第2戦では3回無失点、4三振を記録して勝利投手となり、第5戦でも再び勝利投手となった。この試合では4回を無四球で投げ、3-1の勝利に貢献。ブルワーズのポストシーズン6シリーズ連続敗退という嫌な記録を止めた。

ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは第3戦に1度だけ登板。レギュラーシーズンでの初リリーフ登板となったレッズ戦で直面したような走者を背負う場面での登板だった。しかし、崩れることなく、15アウトを奪い9三振を記録し、2失点(自責点1)に抑えた。

「何か一つの要因があったわけではない。ようやくすべてがかみ合い、落ち着いて投げられたという感じだ」とミジオロウスキーは語った。

2026年に向けて何か変更を加える予定はあるのか。

「今のところはこのまま続けるつもりだ」とミジオロウスキーは語った。

「スプリングトレーニングで3試合ほど投げたら、何か変えるかもしれない。でも今は昨年終盤の形を続けて、どこまでいけるかを見るつもりだ」

ブルワーズのマット・アーノルド編成本部長は次のように語った。

「彼が投手陣の柱となり、ウッドラフと並んでシーズンを通してローテーションを支えてくれることを願っている。素晴らしい可能性を持っていることは私たちも見てきた。ポストシーズンで見せた姿を考えれば、今季はますます楽しみだ」

なお、プライベートでは素晴らしい新年の幕開けを迎えている。キャンプに合流する前に、恋人と婚約し、初めての家を購入した。2年目を迎える前にルーキーイヤーの激動を振り返った。

「『本当にすごいことをやり遂げた』という感じだった」とミジオロウスキーは語った。

「終わり方は悔しかった。望んでいた形ではなかった。でも同時に、あそこまで進めたことやチームの戦いぶりは本当に素晴らしかった。子どもの頃から夢見ていたのは、ああいう大舞台で結果を出すことだった。あの状況で自分を送り出し、自分の投球を信じてくれたことは光栄だった。結果は出せたし、良かった」